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仏大統領選、マクロン氏優勢「2022年を占う!」フランス

Japan In-depth / 2021年12月27日 11時0分

(注)マクロン氏はまだ正式には出馬を表明していないが、前エドゥアール・フィリップ首相をはじめとする応援者による準備はすでに始まっている。





これらのアンケート結果を見る限りは、マクロン氏の人気は今のところ不動のようだ。フランスでは選挙前には複数の調査会社により、候補者の人気度(第一回目の投票予想)を調査するアンケートが何回も行われるが、現時点のところ現大統領マクロン氏は常にほぼ4分の1の人気を獲得し、1位を維持してきている。





サルコジ政権で閣僚を務めたペクレス氏は、最大野党である共和党の公認候補投票での圧倒的勝利の影響で、出馬を正式に出した時点ではぐんととびぬけて上昇したが、現在では少しずつ人気度が下がりはじめている。それでもマクロン氏と決定選挙に残ったとすれば、ほぼ同数の票を獲得するだろうと言われている有力候補だ。









▲写真 ヴァレリー・ぺクレス氏(2021年12月11日、フランスのパリにて) 出典:Photo by Chesnot/Getty Images





2017年にマクロン氏と一騎打ちになったルペン氏は、多少勢いはおちたものの、現時点では、一時かなり話題を独占したゼムール氏よりは優勢を保っている。いずれにせよ、マクロン氏と共に決定選挙に残ったとしても、両者とも最終的には苦戦するだろうと予想されている。





今回の大統領選では、左派がかなりの苦戦を強いられている。票も分散しているため、統一候補を出す案などもあったがいまだに意見は一致していない。そんな中、メランション氏は10%ラインを超えるほど人気が上昇した。一方、イダルゴ氏はどんどん人気度が下がっており、かなり悲観的な声があがっている。





またジャド氏は12月に入って急激に人気が低下した。一部の報道によれば、その原因は緑の党の党員が市長となっている市で開催するすべてのイベントや給食から、「フォアグラを排除する」としたからだと言われている。フォアグラ排除は動物権利団体が長年圧力をかけていたのだ。もちろんジャド氏自身が排除を決定したわけではないが、同じ緑の党の党員が排除したということで、伝統を愛するフランス人から反発を受けたようだ。





2022年はどうなる?









▲写真 メランション議員(2021年1月12日、議会にて) 出典:Photo by Aurelien Meunier/Getty Images





近年、左派の人気が低迷している中、メランション氏の人気が上がってきた理由の一つは、若者からの人気度が高まってきたからだという話もある。全ての学生に月額1063ユーロ支給、Parcoursup(大学入学許可システム)のとりやめなどを掲げたメランション氏は、SNS上で若者からの人気が際立っているようだ。





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