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1等2,785億円!?宝くじで盛り上がるアメリカ

Japan In-depth / 2022年11月7日 23時0分

1等2,785億円!?宝くじで盛り上がるアメリカ




柏原雅弘(ニューヨーク在住フリービデオグラファー)





【まとめ】





・米中間選挙を控えたアメリカで宝くじが盛り上がっている。史上最高額の当選金(19億ドル=約2,785億円)が出る可能性がある。





・宝くじに全く興味のない筆者も不本意ながら「記事執筆のため」くじを購入した。





・かつて取材した高額当選者は言った。「当選したらまず電話番号を替えること」。私も馬鹿馬鹿しいと思いながら高揚感にかられている。





 





任期4年のバイデン政権のちょうど半ば、2年目である今年、国民の審判である中間選挙を11月18日に控えたアメリカで、宝くじ「パワーボール(Power Ball)」でアメリカの宝くじ史上、最高額となる大当たり(Jackpot)が出る可能性が出てきて、大変な盛り上がりを見せている。





1等予想当選金額がなんと19億ドル(およそ2,785億円)に達しているためだ。先週まで当選最高額だった2016年の15億8,600万ドル(当時のレートで1,510億円)をはるかに上回る。





週3回の抽選があるが、今年8月3日、ペンシルベニア州で2億600万ドル(約302億円)の当選が出て以降、その後3か月間、40回あまりの抽選があったにも関わらず、当選者が出ていなかった。





それもそのはず、パワーボールの1等に当選する確率は「2億9,200万分の1」という途方も無く低い確率だからだ。





どのくらい低い確率かというと、生涯で隕石に当たって死亡する確率ですら「160万分の1」、雷に打たれる可能性も「13万5000分の1」ということ(参考:米ナショナル・ジオグラッフィク誌)だから、もし当選したら、「一生の運を使い切った」と言っても過言ではないのではないか。





■ 巨額の当選金「パワーボール」「メガミリオンズ」





アメリカには、地方くじもあるが、パワーボールとメガミリオンズ(Mega Millions)という2つの全国くじの存在感が圧倒的だ。





週に2〜3回の抽選があるが、当選者が出なければ、当選金は繰り越し上乗せされる、という仕組みで、当選が出ない限り、これは続く。





今回パワーボールが盛り上がり過ぎで、「メガミリオンズ」の方は、影に隠れてしまっているが、こちらもすでに当選予想金が、1億5,400万ドル(202億5,790万円)になってきている。当選確率は実はパワーボールより狭き門で、3億275万分の1。





日本のロトの当選金の最高が、6億円〜10億円というから、途方も無い当選金額の規模の大きさがおわかりいただけるだろう。





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