1等2,785億円!?宝くじで盛り上がるアメリカ
Japan In-depth / 2022年11月7日 23時0分
取材を受けてくれたのは、ニュージャージー州に住むスージーさん(仮名)で、宝くじの主催者から紹介してもらった。宝くじのPRビデオにも出演したことがあり、取材に来たわれわれを嬉しそうに迎えてくれた。
遠くから見てもひときわ目立つ豪邸で、スージーさんは多くの宝石類を身にまとい、金色の調度品がひしめく部屋でインタビューに応じてくれた。しかし・・・、申し訳ないが、イメージがあまりにも漫画的過ぎて言葉を失ってしまった。
スージーさんは30代、それまでの生涯、ずっと生活保護を受けながら、ニュージャージーのあまり治安の良くないエリアのアパートで一人暮らしをしていた。
ところがたまたま買ったくじで10億円程度の当選金を突如手にして、人生が変わった。
当選前は「自分を気にかけてくれる親族、親戚、友人はひとりもいなかった」そうであったが、取材に行った時は2人の「親戚のおばさん」「おばさんの親戚」と名乗る人たちと同居していた。おばさんたちもスージーさん同様、やたらに派手な服装で、たくさんの指輪、ネックレスなどを身にまとっていたが大層、品がなかった。
スージーさんは当時、テレビにも出て、当選を公表したことで、よく聞く「寄付のお願い」「財産管理の申し出」「資産運用のアドバイス」などが山ほどあったそうだ。「おばさんたち」はそういう「自分の財産を狙ってくる人々」から自分を守ってくれる存在であるという。
当選金を手にしたスージーさんがまっさきにしたのは、家を建てることだった。ずっと生活保護を受けながら、1人でのアパート暮らしだった人としては当然の選択であると思うが、彼女は何故かそこに、人に言われるがままに、全く同じ形のプールを2つも作ってしまう。
次に豪華な暮らしにふさわしいもの、とスージーさんが購入したのは自家用車であった。彼女が選んだのは外車とかではなく、「親切な」セールスに勧められた大きなキャデラック。スージーさんはなぜか、またもや全く同じ車を2台買ってしまう。その時もさらに追加の車の購入をセールスの人と検討中、と言っていた。
家の中をスージーさんが案内してくれた。斜面に建つ大きな2階建ての家の中で本人が特に自慢するのが、広大な家の地下部分に特別に設計した「テキサス・ルーム」「ラスベガス・ルーム」「ニューヨーク・ルーム」という豪華なパーティールームであった。
テキサス・ルームには剥製の牛やら、他の動物の頭がいくつも飾られていた。
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