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1等2,785億円!?宝くじで盛り上がるアメリカ

Japan In-depth / 2022年11月7日 23時0分

■ 過去の当選者





過去には当選金が膨大になるたびに、なぜか当選者が複数出ることも多かった。その場合、当選したチケットの頭数で賞金は分配されることとなる。土曜日までは、史上最高当選額だった15億8,600万ドルが2016年に出たときも、カリフォルニア、フロリダ、テネシーで3枚の当選チケットがでて、当選金は3つに分割された。





1等であるジャックポット以外の、2等賞以下の賞金は固定されており、9等賞まで賞金を受け取ることが出来る(ちなみにその9等の賞金額はパワーボールが4ドル、メガミリオンズが2ドルで、当選確率はそれぞれ39分の1と、37分の1である)。





2005年。2等の当選者(当時の2等当選額は10万ドル、現在は100万ドル)が一度に「110人」も出る「事件」があった。掛け方の違いもあって、くじ主催者の支払額は総額1,940万ドル(当時およそ21億3,400万円)に上った。





偶然にしては奇妙な結果に、主催者は集計システムに介入した詐欺などを疑って調査に乗り出した。

最終的に主催者側の調査官が当選した人々を探し出し、直接聞き取った結果、110人もの当選者が出た理由は驚くべきものであった。

当選者は全員「フォーチュンクッキー」と呼ばれる、チャイニーズレストランで食事をしたあとにもらえるクッキーの中に入っていた「今日のラッキーナンバー」という「おみくじ」に書かれていた番号でくじを買ったのであった。





この「おみくじ」は数千枚印刷されて、それぞれのクッキーの中に入れられ、出荷されていた。





2等に当選した110人はそこに書かれていた6つの数字をそのまま書いてくじを買ったのだが、結果として一つだけ数字が外れ、2等となったのだった。





ちなみにこの時は、ジャックポット当選者も1人出て、2,250万ドルが支払われた。主催者側は、結果、ほぼジャックポット2つ分の金額を支払う羽目になってしまった。(参考記事:The Fortune Cookie That Made 110 People Very Rich | by Andrew Martin)





個人的な話で恐縮だがこんなこともあった。





パワーボールではないが、私は実際にジャックポットが当たった人に話を聞いたことがある。もう25年以上前だ。





日本のテレビのバラエティー番組の撮影で、アメリカの宝くじで巨額の当選金を手にした当選者が、その後、どのような暮らしをしているか、という企画で、実際に当たった人を取材する機会があった。





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