1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

1等2,785億円!?宝くじで盛り上がるアメリカ

Japan In-depth / 2022年11月7日 23時0分

だが、幸運にも当選したとして、その当選金すべてをそのまま受け取れるわけではない。





当選したら、まず、当選金を現金一括で受け取るか、29年間、30回の分割で受け取るかの選択を即座に迫られる(通常60日以内)。一括受領を選択した場合、分割受領より多くの天引きをされ、実際に受け取れる金額は、ほぼ半額となる(Powerballの公式サイトより)。さらにこの金額には高い税率が適用されるので、実際に受け取れる額は、さらに半分近くまで減ってしまう(居住する州の法令による)。





とは言え、今回は、当たれば580億円前後の金額が手元に残る計算となる。





■ 夢のまた夢、2,200億円





今回これを書くにあたって、私もくじを買ってみることにした。だが、実際のところ私は宝くじに関してはどうでもいいくらい、興味がない。





私はニューヨークに数十年住んでいるが、この手のくじを買うのは、酔った勢いの付き合いで買った2回を除いて過去には皆無である。理由は、他のギャンブルならともかく、賭け事の中で宝くじほど、大切な自前のカネをドブに捨てる行為はない、と固く信じているからである。今回はあくまでも記事を書くための購入である。





近所のパワーボールを扱っている店を覗きに行ってみた。





店の外に掲げられている「19億」と書かれたディスプレーが、いやが上にも雰囲気を煽り立てる。





アメリカでは専門の宝くじ売り場というのは少なく、駅や街なかの売店、ガソリンスタンドやコンビニ、雑貨屋などが販売窓口を構えているケースがほとんどだ。









▲写真 パワーボールを買い求める人たち(筆者撮影)





買い方は日本のロトと一緒で、マークシート上にある任意の数字をえらび、購入する。パワーボールは69までの数字5つと26までの数字から1つを選び、6つ全部当たるとジャックポットとなる。









▲写真 購入シート(筆者撮影)





競馬場の馬券売り場よろしく、そわそわ、うろうろしている人が店内にたくさんいる。張り出されている前回までの当選番号を真剣に見つめ、考え事をしている人もいた。









▲写真 前回までの当選番号を真剣に見つめる人。この後、慎重にシートに書き込んでいた(筆者撮影)









▲写真 スーパーマーケットに設置された「宝くじの自動販売機」でパワーボールを購入する人。ニューヨークの地方くじ、スクラッチなども買える(筆者撮影)









▲写真 実は宝くじチケットは携帯アプリでも買える。これはニューヨーク州の携帯アプリ購入サイト画面。身分証などの登録が必要(筆者撮影)





この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください