「政権獲得、衆院選3回の内に」日本維新の会幹事長 藤田文武衆議院議員
Japan In-depth / 2023年9月2日 22時4分
今までの方がイレギュラーというか、政権の一角を担う公明党さんと野党である我々が国政選挙で選挙区を調整したり気を使い合うことは本来不健全なこと。大阪都構想という我々の一丁目一番地に協力してもらうという例外的な交渉の中での経緯だから、それについては通常に戻るという説明をしている。
安倍: 立憲民主党と共産党の関係をどう見ているか?
藤田: 共産党さんは立憲民主党さんとおそらく組みたいと思っているし、立憲民主党の一部の人たちは共産党と近い政策の方もいるので、やるのならやったらいいと思う。やるなら我々のように公明党さんと一番重要な政策において協力をまとめ、それをやってくれるんだったら選挙に協力する、というならわかりやすい。そういう形であればいいと思うが、実際に水面下では様々な都道府県で立憲さんと共産党さんは調整が進んでいるから、(それなら)はっきり調整すると言ってやったらいい。
安倍: 次の衆院選、野党第一党になる勝算は?
藤田: 私は五分五分だと思う。立憲民主党さんは我々よりも倍以上の議席を持っているし、我々にはない支持母体の連合さんをはじめ組織選挙ができるから、やはり非常に強いという認識はある。今我々はどの世論調査でも他の野党より少し上になってきているが、これはあくまでうつろいやすいもの。選挙になったらかなり厳しい戦いが各所で行われる、というのが事実だと思う。
安倍: 維新の経済対策のポイントは?
藤田: 短期的なものと中長期的なものがある。自民党と我々の違いというのは、今までの日本の経済運営とか社会構造をそのまま是とするか、今までよくなかったんじゃないか、もう少し改革して構造を変えていかないといけないんじゃないか、という問題認識の違いが一番の自民党との違いだと思う。
硬直化して、どんどん世界から取り残されていくことを良しとしない、生活実感が上がらないことに対して何とかしてほしいんだと、それをできなかったとしてもこうあるべきだというビジョンを示すことは、政治の仕事だと思う。そういう国民の思いを示せない自民党、これが現実だ。
ローカルではあるが、大阪ではあらゆる経済指標が悪くて財政も悪かったところをこの10年くらい立て直して、かくあるべきというビジョンを示して、最近で言うと教育の無償化が日本で一番進んでいる都市になっている。そういうことを打ち出すことが中長期的にまず必要で、だから日々の経済の悪さとか、問題が起こったことに振り回され続けるというのがまず一つ問題なんだろう、というのが一つ。
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