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「政権獲得、衆院選3回の内に」日本維新の会幹事長 藤田文武衆議院議員

Japan In-depth / 2023年9月2日 22時4分









▲写真 藤田文武衆議院議員 ⒸJapan In-depth編集部





■ 維新はベンチャー企業





藤田: 私は一つ心がけていることがあって、やっぱり日本新党の時もそうだし、希望の党の時もそうだし、この30年というのは組み合わせで、どうしたら議席が最大化するかという組み合わせの議論をやってきたことが政治をダメにしたと思っている。立憲さんと共産党さんは今も組み合わせの議論をやっている。30年振り返って、結果政権を担える実力がある政党というのは自民党しかなくなっちゃった。自民党しか残らなかったと言ってもいいのかもしれない。





我々に今そんな実力があるかというとまだない。だから、政党を強くすることにコミットした方がいいと思う。今取り組んでいるのは、例えば党職員の改革、各都道府県支部のガバナンスを自民党とは違うあり方でしっかりとやっていく。政調の機能もそうだし、議員の教育もそうだ。風土で言うと、伸びていくベンチャー企業のようなガバナンスを持った政党をちゃんと作る。自民党は大企業病に陥った古い体質なわけだが、それと対比できる政党が育って、それが仮に5年10年かかったとしても、10年後に本当の意味で選択肢が2つできて、古い組織と新しい組織で新しい組織の方も政権担えるかも、という実力になったら僕は日本は全然変わると思う。





自民党の若手と結構交流しているが、彼らはみな優秀で、僕らが言ってるような大きな方針転換をすべきだという改革思考を持っている。ただ彼らはそれができない。なぜなら大企業の社員だから。利害調整能力とかばかり上手くなっていく。はたと30年振り返った時に、日本の経済は、世界から取り残されて給料も上がらなかったと途方にくれるんじゃないか。それって彼らの政策思想の話じゃなくて政治構造の話だと思う。





だから自民党という大企業に対してもう一つ選択肢がある強い政党を作らないと(いけない)。それは組み合わせではできない。それを育てようというのが今の私たちのステージだ。それは一朝一夕にはいかない。もちろん政権を獲得しようという意志を持って、今から次も合わせて3回ぐらいの衆議院選挙のうちに勝負をする。その間に政党組織を強くするんだということを今打ち出してやらせてもらっている。そのコンセプトが、政党を経営するというものだ。





安倍: もう一度2大政党制を目指そうよ、ということか。





藤田: おっしゃる通りで、維新の会は、政党として自民党に伍して戦えることを目指すと言っているが、今は大阪の政党、どちらかというとヤンキー気質な勢いでいっている政党みたいな印象を関西圏以外の人には持たれてきたんじゃないかなと。維新の会というのが、政党としてペンチャースピリッツがある、王道を歩む政党なんだということを認知してもらうのが第一で、それを積み重ねていくことが大事だと思う。





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