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平成25年の年賀状 「10年ひと昔」・「父との生活」

Japan In-depth / 2023年10月12日 22時17分

「心のなかにはいつも太陽が輝いていて、まばゆいばかり。」と書いたのはついこの間のことなのに。今の私は、こころのなかにいつも太陽が輝いているとは感じない。未だ日は暮れていない。それどころか夕焼けが目にまぶしくなるには未だまだ間があるつもりでいる。





しかし、確実に近づきつつあるものの小さな足音がそう遠くないところから耳に届いてくる。あの聞こえるか聞こえないかのかすかな物音は、いったい何の音なのか。





たった10年。





「記憶している自分のなかにすべてがあります。」と感じたのに、どうやらもうすべてを記憶しているわけではないとわかっている。そんなことはありゃしないさ、まだまだ、と抵抗してみてもいい。しかし、他人へは何とでも言いつくろえるが、自分についた嘘は、いつも、すべて、お見通しだ。





「その上にまた今年の雪が降り積もります。」か。根雪になりそうな気配ではないか。





どうやら奥手の人間だったということでしかないのか。





最近はコーポレートガバナンスについてメディアの方々から取材されることが多い。「二一世紀のビジネス・ローヤー」の面目躍如ということになるのかもしれない。しかし、それも偶然の積み重ねに過ぎない。私がコーポレート・ガバナンス・ネットワークというNPOの理事長になったのも、創業者にして前任の理事長だった田村達也さんに頼まれてのことだったに過ぎない。あれは2013年の夏のことだった。正式に後継となったのは年末近くだった。





そのコーポレート・ガバナンス・ネットワークで「失われた30年 どうする日本」と題した特別プロジェクトを始めたのが2021年の7月だった。田原総一朗さんとの対談が第一回だった。それから1年間。最後にも田原さんに出ていただいた。





そのプロジェクトがBSテレ東の「これだ!日本」という番組に発展した。2020年の10月、最初のゲストに岸田総理をお迎えした。インタビューは、いつもニュースキャスターの安倍宏行さんとごいっしょだった。また1年。最後のゲストに新浪剛史経済同友会代表幹事をお迎えして9月2日に終わった。新浪さんは「明日は明るい」と言い切った。





その他にも、会社の不祥事を巡って、あるいはM&Aに際して、新聞や雑誌の記事に登場させていただくことは数限りない。





9月7日にはジャニーズ事務所の記者会見があったと思っていたら、すぐに夕刊フジの旧知の海野記者からご連絡をいただいた。コーポレートガバナンスの観点から、と言われ、私は①独立社外取締役が過半数の取締役会、②上場を目指すと宣言すべし、100%株主でも即時、簡単にできること、と答えて翌日の紙面を飾った。





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