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激変するグローバルパワーバランスPart2「どうなるアメリカ!?」Japan In-depth創刊10周年記念対談 ジャーナリスト古森義久

Japan In-depth / 2024年1月7日 13時18分

古森: 当初は慰安婦問題などで関係がぎくしゃくしていましたが、戦争をせず前進するという非常に前向きな言葉が評価され、最後には超党派で賞賛されていましたね。





安倍: だから安倍首相は不幸にして暗殺されましたけども、死後に再評価された面もありますね。安倍首相がやってきたことで日米関係が強固になったんだと、そういう見方もあるってことですよね。





古森: そうだから、この間キャンプデイビッドで韓国のユン大統領が来て、岸田さんが行ってバイデン大統領と3人で米日韓首脳会談をやった。これは今までなかったですよね。ムンジェイン(文在寅前韓国大統領)の時にはもうとんでもない。





安倍: アンチ日本でしたから。





古森: だから3国が、特に日本と韓国が安全保障面でも協力するのは新しいことだと。その後、Part1で話した米国の国会議員の寿司パーティーで、マイク・マッコールという下院の外交委員長と話したら、「この間のあれ(日米韓首脳会談)は良かった。やっぱり安倍晋三がやったようなことになってるんだな」と言うわけですよ。「安倍晋三が築いた地平線に向かって3国が動いてるのは良いことじゃないか」と話していたんです。安倍晋三って名前がやっぱり出てくるんですよ。ちゃんとわかってるんですね。





安倍: それはすごいことですね。





古森: そういう政治家はあんまり日本で今までいないですよね。首相が1年ごとに替わるような時代が続いたじゃないですか。





安倍: この間ある新聞が、アメリカの大統領が変わってもどちらの政権でも日米関係は等しく堅持しなきゃいけないんだ、とか書いてありましたけども当たり前のことじゃないですか。





古森: 当たり前ですね。





安倍: 新聞に言われることじゃないと思ったんですが、先ほどの話は共和党政権だろうが民主党政権だろうが、日米関係は変わらないし、変わっちゃいけないんだってことですよね。





・日本の核武装論





古森: ただね、もっと長期的に考えた時に安全保障面で全くアメリカに依存しきっている日本の戦後の大多数の日本国民がそれでいいんだってことで来たわけです。振り返ってみれば正しい選択だっただろうけれども、このままずっといくとは思えない。





中国の軍事的脅威っていうのは、間違いなく日本に対してあるわけだから、それに対して日本独自にもうちょっといろいろやらなきゃいけない。アメリカにばかり全面的に頼り切っていくと、アメリカも民主主義の国だから国民世論がもう日本をこれほど助ける必要はない、というふうになるかもしれない。今度初めてね。





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