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激変するグローバルパワーバランスPart2「どうなるアメリカ!?」Japan In-depth創刊10周年記念対談 ジャーナリスト古森義久

Japan In-depth / 2024年1月7日 13時18分

これはポリティカルインコレクトかもしれないけども、日本もやがては核武装した方がいいっていうことを、政権の中枢にいた人が初めてぐらいに言ったんですよ。アメリカは普通、一般の政策は強要しないですよ。日本は核拡散防止条約に入ってるわけだし。その時の彼の理屈は、そうすれば、アメリカが日本に在日米軍をあれだけ多くずっと駐留して日本のためにやってる防衛負担が減ると言ってました。





安倍: それ、トランプと同じ考えですね。





古森: そうかもしれない。でもね、それは日米関係をもう30年ぐらい担当してきた政府の人物がそう言ったんですよ。





安倍: 日本人が誰もが知ってるような人ですね。





古森: 名前言えばわかるだけどね。それは言わないっていうことで僕は聞いたからね。また彼は日本の核武装を奨励したと言われたら困るが、でもそうなってもいいと俺は思ってるって言ったよね。





安倍: 明言したわけですね。だから、やっぱりそういうことを考えざるを得ない時期がもうすでに来てるのかもしれないし、これから来るかもしれないですね。





古森: そうですね。一切考えちゃいけない、語っちゃいけないっていうんじゃね。





安倍: それはまさしく悪い意味での思考停止ですよね。





古森: そうですよね。





・多極世界と日本の覚悟





安倍: 自分たちが習近平の気持ちになってみればですよ。アメリカは、北米南米はやってください。アジアは中国に任せてくださいって思っててもおかしくないと思うんですよ。ということはですよ、自分のお膝元にある日本は自分たちの一部なんであると思っていたって、全然おかしくないですよね。





古森: まさにそういうことをアメリカの複数の中国の専門家が言っています。新しい国際秩序っていうのは「多極世界」だと。今まではなんとなくアメリカ主導の国際秩序があったが、それが今少し崩れて中国が出てくるロシアが出てくる。その後ろにイランがくっついて、北朝鮮がいるっていう。これ、みんなアメリカに対して反対の勢力ですよね。





多極世界がどういう形をとるかっていうと、中国はアジアで覇権を求める。その覇権が確立された時に日本はどうなるかといったら、やっぱり朝貢国みたいに中国の言うことを基本的に聞く国になっちゃうと。それでもいいんだと思う日本国民はやっぱり少ないでしょう?って言うわけですよ。アメリカの人たちがね。





安倍: それは誰も思わないでしょう。





古森: だったらやっぱり中国を警戒して中国をなんとか抑えるような措置をとると。そのためにアメリカの力に当面依存するっていうのはしょうがないかもしれないけども、長期の展望を見た時は、やっぱり日本独自で中国の力を抑えるっていう方法を考えなきゃいけないんだと私はそう思ってます。





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