「令和5年の年賀状」団塊の世代の物語(7)
Japan In-depth / 2024年8月16日 23時5分
牛島信(弁護士・小説家・元検事)
【まとめ】
・73歳になっても、現役のまま、週単位で生きている。
・元気が増してきたのだ。具体的には筋肉量の増加を実感している。
・そうした運動が私の読書と執筆を可能にしている。
『日本の生き残る道』(幻冬舎)というエッセイ集を出しました。朝日新聞への連載エッセイを取りまとめたものです。付録が良い、と言ってくださる方もいます。
「これだ!日本」というBSテレ東の番組に出ています。一昨年に始めた失われた30年についての連続対談が14回で終わったところで、テレビに発展しました。毎月の第一土曜日午前11時からです。第1回は岸田総理でした。
弁護士としては、長く、忙しい一年でした。
73歳になっても、現役のまま、週単位で生きています。変ったのは、アルコールを全く摂らなくなったことです。それに、コロナのおかげで8年前には週1日だった運動が2日になリ、もう4年目に入りました。
いつ、どこで、どう果てるのかと思案することがあります。天寿と天命。どちらも終わって初めて分かることですから、我がことではないのでしょう。自分の力で生きているのではないと、つくづく思わされます。
一日が無事に過ぎることを願って、日々生きて行きます。
やっと去年まで来た。
「73歳になっても、現役のまま、週単位で生きています。」だなんて書いている。いい気なものだ。でも事実ではある。
「アルコールを全く摂らなくなった」のも事実だ。だが、実はこの身体にはそれ以上のことが起きつつある。
元気が増してきたのだ。具体的には筋肉量の増加を実感している。「コロナのおかげで8年前には週1日だった運動が2日になり、もう4年目に入りました。」歩く速さ、力強さが違う。
今はそれから1年経ち、もう7年目に入っている。先日、トレーナーの方に800回を超えましたと言われた。塵も積もれば山となる、である。そういえば愚公山を移すという表現もある。こちらには目的感があるから、私は愚公なのかもしれない。
筋肉の増加はズボンを穿くときに毎回実感する。男性の多くと一部の女性にはわかってもらえるのではないか。あの、右脚を入れてから不安定な姿勢のまま左脚を入れる瞬間である。壁にもたれていないと不安だったのがウソのよう。
そういえば鍼はもっと長い。ぎっくり腰で鍼を始めた。10年以上前のことになる。
その後に運動が追加されたのだった。高校生のとき以来の定期的な運動である。
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