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【海外発!Breaking News】「レンガを掲げながら横断して」横断歩道に設置された看板が話題に(カナダ)<動画あり>

TechinsightJapan / 2024年4月9日 11時30分

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カナダのブリティッシュコロンビア州で先月30日、横断歩道にレンガが入ったかごが設置された。取り付けられた看板には、「レンガを掲げながら横断してください」と書かれている。レンガで車を傷つけられてしまう恐れもあることから運転手は停止し、歩行者が安全に横断できる仕組みだ。このアイディアを実行した様子を捉えた動画がSNSに投稿されたが、これはエイプリルフールのジョークだったという。しかし、ジョークといえども正しい目的をもって動画を作成したそうだ。カナダのニュースメディア『CTV News Vancouver』などが伝えている。

先月30日、カナダ西部ブリティッシュコロンビア州バンクーバー市にある人気観光地「グランビル・アイランド」で撮影された1本の動画がXに投稿され、話題を呼んでいる。動画には、横断歩道の両サイドに設置されたかご付きの看板が映っており、かごの中には複数のレンガが入っている。その看板には、周囲を確認してレンガを掲げながら横断するように指示が書かれていた。

人々はレンガを1つ手に取ると、ドライバーに見えるようにレンガを持ち上げて振りながら横断歩道を歩いている。そして渡り終えると、同じかご付きの看板があるところへレンガを戻した。

この動画は、バンクーバー市を拠点に交通事故死の削減に取り組む団体「ビジョン・ゼロ・バンクーバー(Vision Zero Vancouver)」がシェアしたものだった。歩行者が安全に横断歩道を渡るためにレンガを用意したことで、「停止しないと車を傷つけるぞ」と無言の脅迫のような効果をもたらした。

同団体に所属するルーク・ベイリーさん(Luke Bailey)は、「角が鋭利なものを持ち出すと、ドライバーはすぐに自身の車の塗装やフロントガラスを気にするようになったことに気付いたんです」と、いたずらっぽい笑顔を浮かべて話す。

同団体でボランティアとして活動するミハイ・シルステアさん(Mihai Cirstea)は、「これは非常に効果的で、ドライバーたちはレンガを目にすると『停止して歩行者を渡らせた方が良さそうだ』と考えるのです。歩行者が優勢になったような感じですね」と説明した。

実はこのアイディア、エイプリルフールのネタとして動画を撮影するため、特定の横断歩道にのみ設置されたものだった。他の自治体が横断歩道に歩行者用の旗を用意していたのを見て思いついたと言い、旗の代わりにレンガが用いられることになった。ただしこのレンガ、発泡スチロールでできているそうだ。

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