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【海外発!Breaking News】「犬たちの幸せのために…」ホームレスカップル、心の支えの犬たちを涙ながらに手放す(米)

TechinsightJapan / 2017年1月27日 16時17分

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今月7日、言葉を話せない少年と聴覚障害のある犬の話題をご紹介した。動物を虐待する残酷な人間がいる一方で、種別を超えた絆を深める人間も確かに存在する。このほどホームレスのカップルが世話していた7頭の犬が動物愛護団体に引き取られたというニュースを動物専門サイト『The Dodo』が伝えている。

孤独なホームレスの人たちにとって、犬は“大切な心の支え”ともいえるのだろう。自分のことはさておいて連れている犬を可愛がり、きちんと世話をしているホームレスも少なくはない。このホームレスカップルも例外ではなかったようだ。

米ロサンゼルスを拠点に活動している動物愛護団体「Hope For Pows」は、虐待や責任放棄された犬猫たちの救済と保護に日々奔走している。ある日、スタッフが川のそばで戯れている7頭の犬を目にした。野良犬らしきその犬たちはスタッフを恐れるのかと思いきや、うち4頭はかなり人馴れしているようですぐに近寄ってきたという。

実はその犬たち、ウィルマさんとルーベンさんというホームレスカップルによって世話を受けていたのだ。このカップルはホームレス生活を送りながらも、同じように野良犬として生活している犬たちに心を寄せ面倒をみてきた。スタッフが犬を引き取って保護したい意向を伝えると、当初のウィルマさんは激しく抵抗したという。

スタッフはウィルマさんにiPadを見せながら団体の活動を紹介し、引き取る犬たちの面倒をきちんとみること、そしてウィルマさん自身にもできるだけのサポートをすることを約束した。

ウィルマさんには犬たちに良い生活を送って欲しいという思いがあったのだろう。最終的には犬たちを引き渡すことに同意した。だがこれまで支えにしていた犬たちとの別れはあまりにも辛く、涙無しではいられなかったようだ。1頭ずつ犬を抱きしめて泣きながら別れを告げるウィルマさん。その姿を見たスタッフも心が折れる思いだったという。しかし5年間のホームレス暮らしをしてきたこのカップルは、犬たちとの別離を寂しく感じながらもスタッフが引き取ってくれたことに安堵感を示していたそうだ。

後から引き渡された2頭を含む7頭の犬たちは現在、保護団体「Rescue From The Hart」によって7頭離れ離れになることなく一時的な預かり主のもとで過ごしている。ウィルマさんとルーベンさんに出会っていなければ今頃は命さえもなかったかもしれない犬たちは、これから新しい飼い主を見つけてより良い生活を送ることができるようになる。現在、「7頭を一緒に引き取ってくれる家族」を募集中だという。

動物愛護団体スタッフが垣間見たウィルマさんとルーベンさんのホームレス生活。7頭の犬が幸せになることだけでなく、カップルが再び地に足の着いた生活ができるようにと願っていることだろう。

出典:https://www.thedodo.com
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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