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【海外発!Breaking News】緊急通報ナンバーに「ミルクを買ってきて」 迷惑コールをし続けた90歳女(英)

TechinsightJapan / 2018年7月18日 19時29分

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緊急通報を受けるオペレーターにとって、緊急事態ではない通報ほど迷惑なものはなく業務妨害に他ならない。このほど4か月にわたり160件以上の迷惑コールを緊急通報ナンバー「999」にかけたイギリスの老女が逮捕され、裁判所に出廷した。『Metro』『Daily Record』などが伝えている。

イギリス北東部ノースタインサイドのウォールセンドに住むリーナ・テイラー(90歳)は、今年1月1日から4か月間にわたって緊急通報ナンバー「999」や999ほど緊急を要しない時の通報ナンバー「101」へ電話していた。そして必要がないにもかかわらず医療介助や救急車出動を要請したり、「自傷行為をする」「家を全焼してやる」などと脅迫し、166件もの迷惑コールを行った。中には「ソーシャルサービスの職員が来るまで待っていられないから、あんたがミルクを買ってきて」と要求する電話もあり、さらに複数にわたってオペレーターに「クソったれ!」「人でなし!」などと罵詈雑言を浴びせていたのだ。ジェームズ・ロング検察官によると、リーナは1件の事柄に対して複数の通報をしていたため、結果的には166回以上の迷惑コールをしたことになるという。

ノースタインサイド治安裁判所で行われた裁判では、リーナは悪質な通信犯罪を認めたが、バーナード・ベグリー判事の「迷惑コールにより、999が受ける大きな影響に気付いているか」という質問に対しては「救急サービス側が悪いんであって、私は悪くない。ストレスから電話をかけてしまっただけ。こんなのソーシャルサービスと警察の私への嫌がらせよ」と反論するなど反省している様子が全く見られず、しかも「今後、そうした迷惑コールをしないとは約束できない」とまで言い放った。これに対して判事が「これを続けると懲役刑を受ける可能性がある」と伝えるも、リーナは「そんなの気にしちゃいないわよ」と言い返している。

判事は「被告の行為は本当に助けを必要としている人々への妨害に過ぎない」とリーナを非難したが、被告に前科がなく罪を認めたことから2年間の条件付き釈放という判決を下し、加えて85ポンド(約13,000円)の裁判所費用と20ポンド(約3,000円)の課徴金の支払いを命じた。

緊急時でないにもかかわらず、999コールをする人はあとを絶たない。つい先日も女性が「眉ティントで眉を傷つけられた」と“緊急通報”し、オペレーターを呆れさせた。

画像は『Metro 2018年7月16日付「Pensioner called 999 and demanded they bring her milk」(Picture: NCJ Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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