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【海外発!Breaking News】1歳女児、家族が飼っていたピットブルに襲われ死亡(米)

TechinsightJapan / 2018年11月2日 18時10分

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攻撃的な性格で、人間を襲って死亡させることもあることから複数の国で輸入や飼育が禁止されているピットブル。このほど米ノースカロライナ州で、飼っていたビットブルのミックス犬に襲われ幼い女児が死亡した。『Inside Edition』『WEAU 13 News』『WRAL.com』などが伝えている。

ノースカロライナ州エッジコム郡に住むトリニティー・ハーレルちゃん(1歳)は10月22日の朝、飼っていたピットブルのミックス犬(6歳)に襲われた。

娘と自宅裏で遊んでいた母のミランダさんは、突然飼い犬がトリニティーちゃんに噛みついたため、すぐに911通報した。その時のミランダさんと緊急通報のオペレーターのやり取りがエッジコム郡警察により公開された。「急いで来て! 娘が死んでしまう! お願い、早く来て!」「助けて! 助けて!」と必死に叫ぶミランダさんにオペレーターは犬を子供から引き離すことができるかを尋ねると、ミランダさんは「できない」と答えた。そこでオペレーターは「シャベルや鍋、植木鉢などなんでもいいから近くにあるものを掴んで犬を殴って」とアドバイスした。ミランダさんは言われたとおりにしたが、犬は力強くトリニティーちゃんに噛みついたまま離れない。するとオペレーターはキッチンからナイフを持ってくるように指示し、このように伝えた。

「犬の後ろに回ってください。犬が首輪をつけていないのなら、片方の耳を持って首の付け根をナイフで切って。そうすれば顎の筋肉が緩んで子供を離すから。犬は死んでしまうけれど他に選択肢がないので仕方ありません。」

幼い娘を助けるために、ミランダさんは飼い犬を刺そうとしたが失敗。警察が駆けつけた時には、犬はトリニティーちゃんの体をまるで人形のように激しく振り回していたという。犬が噛みついたままトリニティーちゃんを離さなかったことから保安官は2発の銃を放ち、犬を射殺した。

トリニティーちゃんは緊急ヘリで「Vidant Medical Center(ビダント・メディカルセンター)」に搬送されたが、後に同州チャペルヒルにある「University of North Carolina Children’s Hospital(UNC子供病院)」へと運ばれた。容態は安定しているとされていたが、トリニティーちゃんはその数日後に亡くなった。

犬を射殺したクリー・アトキンソン保安官は、「まったくもって悲劇です。子供と犬は一緒に遊んでいて、突然犬が豹変し襲いかかったのです」と話している。大切な娘が飼い犬に襲われた挙句に命を失い、我が子を救うために犬をも殺さなければならなかった家族の悲しみは想像を絶する。この悲劇の事故を知った近隣住民らも、一様に悲しみを露わにした。

トリニティーちゃんの葬儀は、11月1日に執り行われた。なお、この件について逮捕者は出ていない。

画像は『Inside Edition 2018年11月1日付「North Carolina Mom Tries to Save 1-Year-Old From Dog Attack in Harrowing 911 Call」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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