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【海外発!Breaking News】食料も衣類もなく無数の虫が湧く家で障害児(12)を住まわせていた両親を逮捕(米)

TechinsightJapan / 2019年1月2日 15時0分

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このほど米ケンタッキー州に住む障害を抱えた12歳少年が、想像を絶する劣悪な環境下で生活を強いられていたことが判明し、両親が逮捕された。『WKYT』『Lexington Herald Leader』などが伝えている。

12月22日、ケンタッキー州ウィンチェスターに住むジェイソン・ベイカー(47歳)と妻メリッサ(43歳)が12歳以下の子に対する第一級虐待の罪で逮捕された。

この日、パトロール中であったウィンチェスター警察のテリー・コックレル警官が、2人が住んでいるとみられる自宅を訪ねると、玄関には鍵がかかっていなかった。中に誰かいないか呼びかけるも全く応答はなく、窓から家の中を見るとそこはとんでもない状態に荒れていた。近隣住民から「ベイカー夫妻が数日家に帰っていないようだ」と聞き連絡先を入手したコックレル警官は、ベイカー夫妻と連絡を取り付け警察署まで来るよう要請した。その後、ソーシャルサービスとともに夫妻から家宅捜査の許可を得て自宅に入った警察は、そこで想像を絶する光景を目にした。

ベイカー夫妻は犬1匹と猫4匹を飼っていたようだが、家の中はペットの排泄物が散乱し、床や壁には虫が這いずり回り、ハエ取りには無数のハエやその他の虫がたかっているという劣悪な環境だった。さらに部屋の中はゴミや使用済みのトイレットぺーパーで溢れ、台所のシンクには腐った水の中に汚れた食器が山積みになっていたという。

夫妻には12歳になる息子がおり、この少年は舞踏病(ぶとうびょう)という不随意運動障害を抱えていたようだ。しかし少年が過ごしていたとされる子供部屋には衣類や寝具など一切なく、他の部屋同様に数えきれないほどの虫が湧いていた。警察が捜査で家に入った時に少年はその場におらず、同州ルイビルにいるとベイカー夫妻は答えていた。

警察の調べで、ジェイソンは「家に食べ物があるのかもわからない」と話していたが、実際に自宅の冷蔵庫に食料は全く入っていなかったことを警察も確認している。また、メリッサは「家の中が荒れていることには気づいていて掃除が必要だとも分かっていたけれど、一度も掃除したことはない。あまりにも汚な過ぎて、全部の部屋の状況が確認できなかった」と供述している。

2人はウィンチェスター警察に逮捕された後、クラーク郡刑務所に拘留された。今後は同郡地方裁判所での裁判が行われる予定になっている。

画像は『Lexington Herald Leader 2018年12月27日付「Clark parents arrested for child’s ‘filthy’ living conditions」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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