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【海外発!Breaking News】生か死か尋ねた少女、69%が「死ぬべき」の回答に自ら命を絶つ(マレーシア)

TechinsightJapan / 2019年5月17日 17時30分

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10代の思春期には心身とも成長に伴い、不安定な気持ちを経験することもあるだろう。このほどマレーシアで、16歳の少女が自らの生と死をSNSで尋ねた結果、命を絶ってしまった。『The Sun』『New York Post』などが伝えている。

今月13日、マレーシアのサラワク州に住むダビア・エミリアさん(Davia Emilia、16)が自宅3階から飛び降りて死亡した。彼女の死は同国のメンタルヘルスについて議論を巻き起こした。

ダビアさんは近所の人も認めるほど勉強熱心な少女だったという。そんなダビアさんは命を絶つ前、インスタグラム上でアンケートを行っていた。そこには「本当に大事なことなの。手を貸してほしい。私は生きるべき? 死ぬべき?」と記し、どちらかに投票できるようになっていた。

そして「死ぬべき」に投票した人が69パーセントという結果を見て、ダビアさんは自ら命を絶ったようだ。

国内の精神的健康被害を懸念した「マレーシア青少年スポーツ省」のサイード・サーディック・サイード・アブドゥル・ラーマン大臣(Syed Saddiq Syed Abdul Rahman)は「国家レベルで議論を行うべきだ」と訴え、「私はこの国の若者の精神状態を非常に心配している。深刻に受け止めなければならない国家の問題だ」と付け加えた。

さらに弁護士のラムカーパル・シン氏(Ramkarpal Singh)は、ダビアさんのアンケートに「死ぬべき」と投票した人達は有罪になる場合もあるとして次のように話している。

「自殺未遂はこの国では犯罪行為にあたるため、自殺を促した人達も同様に罪となる可能性もあるのです。」

『NBC News』によると、マレーシアの法律では未成年に対する自殺教唆をした場合、死刑または20年の懲役と罰金が科せられる可能性もあるという。

その後、インスタグラム社のアジア太平洋地域の広報責任者ウォン・チン・イー氏(Wong Ching Yee)がダビアさんの投稿を再度チェックしたところ、アンケート開始から24時間以上経った結果は「生きるべき」が88パーセントになっていたそうだ。

「ダビアさんの死をニュースで知った後、投票率に変化が起きたのだと思います」と語ったウォン氏は、「私達の思いと祈りは、この少女の家族とともにあります」と哀悼の意を述べた。

また、インスタグラム上で危険だと思われる行為を見かけた場合は「報告ツール」にて連絡するとともに、警察などに通報するように呼びかけている。

画像は『The Sun 2019年5月15日付「TEEN TRAGEDY Schoolgirl, 16, kills herself after 69% of Instagram followers told her to do so when she asked them in online poll」(Image: Instagram)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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