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【海外発!Breaking News】タバコのポイ捨てが招いた悲劇 餌と間違え吸い殻をひなに与える親鳥(米)

TechinsightJapan / 2019年7月5日 11時0分

写真

昨今、人間が捨てたゴミを野生動物が誤って食べてしまう事態が問題視されているが、このほどアメリカのビーチでポイ捨てされたタバコの吸い殻を親鳥が餌と勘違いしてひなに与える様子を捉えた写真が人々の関心を集めている。『New York Post』などが伝えた。

米フロリダ州ピネラス郡のセント・ピート・ビーチといえば、これから夏に向けて多くの海水浴客で賑わう場所だ。そこには野生のクロハサミアジサシが生息しており、この時期はコロニーをつくって繁殖が行われている。

同州ラーゴ在住のカレン・メイソンさん(Karen Mason)は先月26日、そのクロハサミアジサシの写真をFacebookに投稿したところ、多くの人を驚かせた。そこには小魚と勘違いした親鳥からタバコの吸い殻を与えられるひなの様子が捉えられていたのだ。

ビーチで野鳥の観察や保護活動を行っているカレンさんにとって、これはとても悲しい出来事だったようでこのように記している。

「ひなは親鳥から吸い殻を与えられていました。私達はこのビーチを綺麗に掃除して、ビーチを大きな灰皿がわりのようにしてタバコを吸うのを止める時がきたのです。」

この投稿には多くの人が怒りを感じたようだ。「なぜ人間は利己的で他の生物のことを考えることができないんだろう」「私の農場にも吸い殻が捨てられることがあるけど、信じられない」「なぜ吸い殻を適切に捨てることができないのか理解に苦しむ」など、タバコをポイ捨てする人に対して非難のコメントが相次いだ。

また海洋保護を中心に活動している団体「Ocean Conservancy」の2018年のレポートによると、ビーチで回収されるゴミで最も多いのがタバコの吸い殻だという。2番目が菓子や食べ物を包む紙・ビニール類で、3番目はペットボトルだそうだ。

さらに同レポートによれば、2017年にアメリカのビーチで回収されたタバコの吸い殻は842,000本以上とのこと。ちなみに日本は12,500本以上と報告されており、近隣諸国では中国は3,238本、韓国は9,902本となっている。

画像は『New York Post 2019年6月28日付「Bird in Florida spotted feeding baby chick cigarette butt」(Karen Mason)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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