【海外発!Breaking News】恐怖の6分間! ピューマに追われながら動画を撮り続けた男性「もっとも怖い野生のピューマのビデオ」(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2020年10月17日 5時46分
ようやくピューマを振り切ったカイルさんだったが、約16kmのハイキングコースの途中であり、ピューマを避けるには進んできた道を11kmほど戻らねばならなかった。そのためカイルさんは30分ほど時間を置いたのち手に棒と石を握りしめ、先へと再び進みはじめたそうだ。幸いにも今度はピューマに遭遇することはなかった。
このたびの野生のピューマとの遭遇について、ユタ州野生生物資源局(DWR)のマネージャーを務めるスコット・ルートさん(Scott Root)は、カイルさんはできる限りの良い選択をしたと称え、このように述べている。
「カイルさんは後ずさりして、ピューマやその子供の方へは向かっていきませんでした。」
「彼は姿勢を大きく保ったまま、大きな音をたてて騒がしくしつつ、ピューマたちのいる場所からかなり遠くまで後ずさって離れていきました。彼は本当によくやったと思います。」
「私が見た中でもっとも怖い野生のピューマのビデオですよ。瞬きもせずに『僕ならどうする?』『何をすべき?』『(自分のように知識のない)普通の人はどのように対応するんだ?』と自分を彼の立場に置き換えながら見ていました。」
ルートさんらDWRは、翌11日の朝にピューマを捜索したもののピューマはすでに先へと進んでいったようで、発見には至らなかった。そもそも本来、野生のピューマは人との遭遇を避けるので出会うこと自体が珍しいそうだ。
しかしながら「万が一、ピューマやその子供、また土をかぶった鹿の死体を見つけたらすぐにその場を離れてほしい」とルートさんは話す。土や植物、石を鹿にかぶせる行為は野生のピューマに見られる習性という。
また「遭遇してしまった場合はピューマから目をそらさず、大きな声と姿勢を保ち続けることが大切で、カイルさんの対応は教本にしたいほど完ぺきだった」とルートさんは続けている。
さらにDWRは、ハイキングに行く際は念のためにピューマがより活発に活動する夜明けや夕暮れ時、そして1人きりでの行動などは避け、クマよけのスプレーなどを携帯することをすすめている。
画像は『Deseret News. 2020年10月12日付「‘I don’t feel like dying today’: Utahn describes how he survived 6-minute cougar encounter」(Kyle Burgess)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)
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