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【海外発!Breaking News】車椅子生活の7歳男児、這って両親の寝室へ行き家族を一酸化炭素中毒から救う(米)

TechinsightJapan / 2021年2月15日 21時0分

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このほどアメリカで、脳性麻痺を患い車椅子生活を送っている7歳の男児が家族の命を救った。夜間に危険を察知した男児は、眠っている両親の寝室まで這って向かったという。『Fox News』『Metro』などが伝えている。

米テキサス州に住むマイケル・マルティネス君(Michael Martinez、7)が1月末に、家族を一酸化炭素中毒から救ったことで「ヒーロー」と称賛されている。

マイケル君は生まれつき脳性麻痺を患っており、歩くことが困難なため車椅子の生活を送っている。そんなマイケル君が、家族全員が寝静まった午後11時頃に警報器のブザー音を耳にした。家にはマイケル君の両親と彼の3人のいとこと叔母もいたが、マイケル君以外は皆ぐっすりと眠っていた。

マイケル君は両親にブザー音のことを伝えようと思ったが、彼は歩くことができなかった。しかし警報器の音は鳴り止むことがなかったため、マイケル君は意を決して両親のいる部屋に這って向かい、眠っていた母親のアンジーさん(Angie)を起こした。

アンジーさんは当初、火災警報器の電池が切れかかっているために音を発していると思ったようだが、彼女の夫がこの音は火災警報器からではなく、一酸化炭素警報器からだと気づいた。

ブザー音は連続4回毎に刻んで鳴り響き、アンジーさんがインターネットで調べたところ、このパターンで鳴り響く音は一酸化炭素濃度がかなり高めで危険レベルに達していることが分かった。

すぐにアンジーさんは24時間対応のヘルプラインに電話をして状況を説明すると、オペレーターの「すぐに家中の窓を開けて換気するように」との指示に従い、叔母家族を起こして靴も履かずに外へと飛び出した。この時のアンジーさんは吐き気を感じ始めていたそうだが、家族全員無事だったとのことだ。

のちに一家を危険にさらした一酸化炭素は、ガスコンロが原因だったことが判明した。アンジーさんはメディアのインタビューで家族を危険から救ったマイケル君を称賛し、「この子がいなかったら私たちは、おそらくあのまま目覚めることはなかったでしょう」と語った。

マイケル君の英雄的行動は多くの人が知ることとなり、現在は彼のために電動車椅子を購入するための募金が呼びかけられている。

画像は『Metro 2021年2月11日付「Wheelchair user, 7, crawled to save his family’s lives after deadly gas leak」(Pictures: GoFundMe/Fox News)』『GoFundMe 2021年2月4日付「Support this hero for a power wheelchair」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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