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アジアや中東で韓国コンテンツが広がる、韓国政府調査(韓国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月4日 10時40分

韓国文化体育観光部、韓国国際文化交流振興院は4月2日、「2024年海外韓流実態調査(2023年基準)」(注)の調査結果を発表した〔調査結果の詳細(韓国語)参照〕。同調査は2012年から実施されているもので、海外主要国における韓国コンテンツの消費経験者を対象に、認識や利用状況を把握し、韓国コンテンツのエコシステム構築と海外市場獲得のための政策立案に向けた基礎データを収集することを目的としている。

同調査の主要内容は次のとおり。「『韓国』と聞いて、まず初めに思い浮かぶイメージは何か」を尋ねた質問に対しての回答は、「K-POP」(17.2%)が最も高く、ついで、「韓国料理」(13.2%)、「ドラマ」(7.0%)、「IT製品/ブランド」(6.3%)、「美容(ビューティー)製品」(5.2%)の順だった。ここから、K-POPやドラマなどの韓国コンテンツが韓国のイメージの重要な要素であることが確認できる。

「韓国コンテンツが気に入っているか(好感)」を尋ねた質問に対して、「気に入っている」と回答した割合は68.8%(前年調査では72.5%)だった。好感度の割合はインドネシア(86.3%)、インド(84.5%)、タイとアラブ首長国連邦(UAE)(83.0%)、ベトナム(82.9%)の順で、東南アジア諸国で好感度が高かった。

「今後、韓国製品・サービスに対する購買意向があるか」を尋ねた質問に対しては、韓国コンテンツ経験者の50.7%(前年調査では47.3%)が「購買意向あり」と回答した。国別では、高い順にエジプト(75.6%)、サウジアラビア(73.0%)、UAE(72.9%)、ベトナム(72.1%)、インド(70.7%)となり、中東・アジア諸国で購買意向が高かった。他方、「購買意向なし」との回答が多かった国は多い順に、日本(41.7%)、イタリア(20.4%)、スペイン(20.8%)となった。特に日本については、すでに多くの韓国製品・サービスが浸透しているため、韓国コンテンツによる製品・サービス購買への波及効果が大きくないことがうかがえる。

(注)2023年11月10~30日に、オンラインで海外26カ国の15~59歳の2万5,000人を対象にした調査。国別サンプル数は700人~1,600人。

(李海昌)

(韓国)

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