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2023年GDP成長率は事前予想下回る、パンデミック以来の低水準に(コロンビア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年2月29日 0時30分

添付資料PDFファイル(176 KB)

コロンビア国家統計庁(DANE)は2月15日、2023年の実質GDP成長率は前年比0.6%だったと発表した(添付資料表参照)。同年の成長率は事前予想の1~1.4%を下回り、新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けた2020年(マイナス7.2%)以来の低水準となった。2020年を除けば、1999年(マイナス4.2%)以来の低い成長率となる。

産業別にみると、マイナス成長となったのは建設(マイナス4.2%)、製造業(マイナス3.5%)、商業(マイナス2.8%)で、最も低調だった建設では、特に道路・土木工事部門(マイナス12.3%)の落ち込みが目立つ。その他はプラス成長となっているが、特に伸びが大きかったのは、金融・保険(プラス7.9%)、芸術・エンターテインメント(プラス7.0%)、行政・防衛(プラス3.9%)だった。

需要項目別では、民間最終消費支出が通年で1.2%のプラス成長だったが、国内総固定資本形成が4四半期連続のマイナスとなり、通年ではマイナス8.9%と大幅に落ち込んだ。

2023年のGDP成長率について、中央銀行は1%、世界銀行は1.2%、IMFは1.4%をそれぞれ予想し、エコノミストらの予想も同程度だったが、それらを全て下回る結果となった。

エコノミストで元中銀共同理事のカロリーナ・ソト氏は自身のX(旧ツイッター)アカウントで「コロンビア経済は2023年に停滞した。GDP成長率はわずか0.6%(アナリストが予想した1%にも達せず)。投資は縮小を続けている。心配だ。再活性化政策が緊急に必要だ」と警告している。

(木村香菜)

(コロンビア)

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