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長瀬智也“17歳”の美しさに驚き。無料配信中「伝説の90年代ドラマ」から、現在までの活躍を振り返る

女子SPA! / 2024年3月20日 15時46分

◆俳優として絶対的な存在感を確立した2000年代

長瀬は「かっこいい二枚目」と「バカっぽい三枚目」どちらも表現できる俳優です。ドラマ『ムコ殿』(2001年)でも、その力を存分に発揮。大スターながら、大家族に婿入りする桜庭裕一郎を演じました。婿としての裕一郎はとにかく人懐っこく、ちょっとダサくておバカ。結婚した・さくら(竹内結子)とのバカップルぶりは和みます。

一方、シンガーソングライターとしての桜庭裕一郎はクールで、抱かれたい男No.1! 凄まじい色気を放っています。桜庭裕一郎名義で写真集やCDも発売しており、同じ設定の『ムコ殿2003』(2003年※2023年3月現在、TVer・FODで無料配信中)が放送されるほど人気を集めました。

2000年代は前述の2作品以外にも、ドラマ『ハンドク!!!』『タイガー&ドラゴン』『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』など多くのヒット作で主演を務めています。それはまさに長瀬の存在感があってこそ! さまざまなキャラクターや表現で、役の芯にある “熱さ”を見せる俳優としての地位を確立しました。

◆俳優・長瀬智也の集大成となった『俺の家の話』

その後も、唯一無二の俳優としてクドカン作品を中心に数多くのドラマ・映画で型破りな役どころを演じてきました(ちなみにそんなイメージを覆した2018年の映画『空飛ぶタイヤ』での長瀬の演技も秀逸です!)。

しかし、2020年にジャニーズ事務所からの退所を表明し、2021年3月末に退所。「裏方としてゼロから新しい仕事の形を創り上げていく」という意向を示しました。

そして2021年のドラマ『俺の家の話』が俳優として最後の出演作となりました。演じたのは、能楽の人間国宝を父にもちながら「ブリザード寿」のリングネームで活躍する“ピークを過ぎた”プロレスラー、観山寿一(みやま・じゅいち)。

“親の介護”を通して、自分の生き方や家族と向き合う骨太な作品でした。能楽師と覆面レスラーという二足の草鞋を履く役において、長瀬は気合いの入ったフィジカルな役作りで、スタントマンを使用せずに演じたといいます。長瀬らしい“熱さ”も全開で、まさに彼の集大成を見せてもらいました。

◆長瀬智也、現在の活躍は? 2023年に音楽活動を再開

退所から現在まで、テレビドラマや映画への出演はない長瀬。しかし、Instagramでは自身の好きなバイクやギター、釣りを楽しんでいるワイルドな姿が見受けられます。『白線流し』の頃とは驚くほど違う(笑)。

2023年にはバンド「Kode Talkers」として音楽活動を再開し、CDもリリース。いつかまた俳優としての長瀬も観たいと思っているのは筆者だけではないはずです。

<文/鈴木まこと(tricle.ltd)>

【鈴木まこと】
tricle.ltd所属。雑誌編集プロダクション、広告制作会社勤務を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとして活動。日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間ドラマ50本、映画30本以上を鑑賞。Twitter:@makoto12130201

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