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冬ドラマ名作ベスト3。『不適切~』にも号泣したけど、最高に感動したNo.1は

女子SPA! / 2024年3月23日 8時46分

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画像:TBSテレビ『不適切にもほどがある!』公式サイトより

2024年の冬ドラマが、続々と最終回を迎えています。あっという間の3カ月。今クールは、うねりが大きくて……セレクトが終盤や最終回でどんでん返しなんてことも多々。すべてのプライムタイム放送冬ドラマをチェックした筆者が、個人的に“観てよかった”ドラマ3選と、番外編として深夜帯ベスト1をご紹介します。

◆不適切にもほどがある!

まずは期待通り、全方位的に視聴者を楽しませてくれたのが『不適切にもほどがある!』(TBS系)=通称「ふてほど」です。主人公の“昭和のダメおやじ”小川市郎(阿部サダヲ)が、令和にタイムスリップ! コンプライアンスに縛られた“令和の価値観”にぶち当たりながら、一石も二石も投じていく物語です。

◆完成度の高いエンターテインメント作品

本作は“令和の価値観”に対して、一方的に“昭和の価値観”をぶつけるドラマでは決してありません。「伝えたいメッセージが明確」でありながら「ドラマとしての面白さ」を見事に両立しています。台詞にしてぶつけ合ったら説教くさくなってしまう場面は「ミュージカル仕立て」にすることで、軽やかに議論して気づきを与えてくれるのです。

本作の脚本を手がける宮藤官九郎氏は、ドラマ過去作の『池袋ウエストゲートパーク』や『ゆとりですがなにか』『俺の家の話』などを観ても分かる通り、そのときどきの時代を捉えることに非常に長けた脚本家です。その力が存分に発揮されており、昭和と令和の対比を心地よく楽しめます。

また、親が子を想ったり、誰かを愛したり、大切にしたりする普遍的な“人間らしさ”も描写。特に第5話は、市郎が自分と娘・純子(河合優実)の未来を知ることとなるエピソードで、爆笑からの号泣展開でした。また第6話で令和に訪れた純子が「うちの親父を小ばかにしていいのはな、娘の私だけなんだよ」と怒ったシーンにも涙。

毎話繰り広げられるコミカルな会話劇と、練り上げられた“魅せる”物語が、視聴者をどこに連れていってくれるのか。最後まで目を離せません。

◆番外編:おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!

『不適切~』と同じく昭和と令和の価値観に焦点を当てたのが、深夜帯の『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』=通称「おっパン」(東海テレビ・フジテレビ系)。練馬ジム氏の同名漫画を原作とした本作も、まったく違う切り口ながら面白い作品。筆者の中では今クールの深夜帯ドラマベスト1です。

こちらは“昭和の価値観”に凝り固まったアラフィフ男性・沖田誠(原田泰造)が主人公。家族や会社で居場所を失いつつあることを感じ、二回り以上年下のゲイの青年・大知(中島颯太 /FANTASTICS)と友人になったことをきっかけに、価値観をアップデートしていく物語です。

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