42歳で発覚した乳がんがきっかけで夫がブチギレる事態に…。あまりにツラくて助けを求めたのは
女子SPA! / 2024年4月2日 8時46分
日当たりの良い南側の大きな窓が良さのマンションだったのですが、日中も大きなテレビが窓をさえぎって、大きなテレビによる圧迫感と閉塞感で息が詰まりそう……。わたしにとってはかなり苦しいのですが、夫に伝えても理解を得られず、なんとか気にしないように過ごしていました。
◆変化が嫌いな夫が内見をOKしてくれた
子どもが大きくなるにつれて手狭になり、何度か同じマンション内で広い部屋に引っ越しをする話が出ましたが、いまひとつ決め手に欠けたことと、当時もやはり夫婦関係があまりよくなくじっくり話し合いができなかったこと、子どもが変化を嫌う性格で反対したことなどで流れてしまっていました。
そんな折にたまたま目にしたチラシは、わが家が住んでいる家の一階だけ下の角部屋。友人が同じ間取りに住んでおり、以前から開放感があってよいなと思っていました。
すごく広くなるわけではないですが、間取りが使いやすくてサッパリしそうだなと長年思っていた部屋でした。さらに大がかりな引っ越しをしなくても、すぐに移れる。息子も違和感なくいられるのではと、ずっとモヤモヤしていたことがこれで解消できると思いました。
ある日、ダメもとで夫に部屋を見学に行きたいと頼んでみました。すると夫は、病気のわたしを気遣ってか、見るだけならとOK。部屋の内見に行くことにしました。その部屋に入った瞬間、わたしが窮屈に感じていたことがすべて解消されそうな間取りと雰囲気で「ここに住みたい!」と強く思ったのを覚えています。
◆内見後に夫がまさかの大激怒!
内見を案内してくれた不動産屋さんはたまたま同じくらいの男の子を持つ女性で、家事の動線や部屋の使いやすさで思わず盛り上がってしまいました。しかし、その盛り上がりが夫を激怒させることになってしまったのです。
「見るだけ」のはずが、あまりの盛り上がりぶりに、話を進行せざるを得なくなってしまったと感じた夫。わたしは計算など何もなかったのですが、意図的に夫を引き下がれないように追い込んだと思われてしまったようです。
家に帰ると夫は「話が違う!」と大激怒。今は病気の治療に専念すべきなのに、引っ越しなんて狂気の沙汰だと。見るだけのはずが、わたしが舞い上がってしまい、もう成約したかのように盛り上がっているのに「やっぱりやめます」と言えないじゃないかと怒鳴られました。
わたしが久しぶりにウキウキした気分になってしまったことで、夫を怒らせたのかと一瞬で落ち込んでしまいました。そりゃあ夢が叶ったら嬉しいけれど、経済力がないわたしは、それ以上の決済権はありません。
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