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42歳で発覚した乳がんがきっかけで夫がブチギレる事態に…。あまりにツラくて助けを求めたのは

女子SPA! / 2024年4月2日 8時46分

 計算高く進めたつもりは毛頭ないけれど、今までずっと少しずつ積もっていた不快感やモヤモヤ、ストレスなどがあったことを伝え、だからできればタイミングがおかしいと思われても今日見たところに引っ越したいと訴えました。けれど夫は「もうお前には付き合っていられない!」と一言。わたしはとんでもないことをしてしまったのかと落ち込みました。

◆激怒しながら引っ越しの手配を進める夫。罪悪感でつらい…

 確かにそうかもしれません。病気の原因だって、ストレスかもしれないと思っているのはわたしだけ。いままでのモヤモヤの積み重ねも、わたしだけの問題で、なかなか理解してもらうのは難しいと分かっていました。

 ですがもう、息の詰まる環境で生活するにも限界を感じていました。以前何度か引っ越しの話題があがったこともあり、どうしてもこのタイミングで住む家を変えたいと懇願しました。

 夫は鬼の形相で「病気をカタに、引っ越しをしたいだなんてズルイ。こんなに自分勝手なやつは見たことがない」と完全にわたしに背を向けてしまいました。

 その話が進展するかは夫次第。自分はひどいことをしているのかもしれないという罪悪感と、どうしても移りたいという気持ちのはざまにいました。ですが夫自身も今の部屋が手狭に感じていたこともあるのか、なぜか不動産屋さんと引っ越しの話が進んでいきました。

 そんなに怒るなら却下してくれたらいいのにと思いつつも、夫は怒りながらも引き下がることなく不動産屋さんと交渉を進めます。なんだか怖くなって夫に本当にこれで良いのか尋ねようとしましたが「仕方ないだろ!」と一喝され、何が起こっているのか分からない状態。

 夫が何を考えていたのかいまだにわかりませんが、そうこうするうちに成約。なんと引っ越しが決まってしまいました。夫は機嫌が悪いまま引っ越しの手配をします。自分がとてもいけないことをしてしまったような気がして、自分の希望が通ったのにとてつもなく憂鬱な気分に襲われることが増えました。

◆心の不調があまりにつらく、精神腫瘍科へ

 思えば当時、抗がん剤の影響で生理が止まってしまい、ホルモンも大きく乱れていたのかなと思います。もともと心配性でしたが、必要以上に不安が大きくなり、飲み込まれてしまったのだと思います。

 自分がしたことは、改善しようとしていた夫婦関係にもトドメを刺してしまう行為だったのかと思うと食欲もなくなり、フラメンコ仲間にも心配されるほどみるみる痩せて行きました。

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