工務店の「部屋数を増やす提案」に乗って大後悔…ムダな出費を避けるためにすべき“たった一つのこと”
女子SPA! / 2024年4月13日 8時45分
※イメージです(以下、同じ)
後悔の先にあるのは、絶望。人生のあらゆる場面に、あてはまる言葉です。家づくりでも言わずもがな、夢描いたはずのマイホームで絶望に打ちひしがれる人も。数千万円もの住宅ローンを、数十年にわたり払い続けるとなると、そのショックもひとしおです。
工務店の営業マンとしてスタートした住宅業界でのキャリアは18年以上。マイホーム管理アプリ「マイホム」、プリフィックス注文住宅「PlusMe(プラスミー)」などを手がける、株式会社マイホムの代表取締役・乃村一政さんは、後悔を口にするお客さんの事例を「たくさん聞いてきた」と振り返ります。
反面教師にするべき、間違った家づくりとは。お話を聞きました。
◆全部屋異なるクロスで「落ち着かない」
工務店には、日々「マイホームに夢を託すお客さんがたくさん訪れる」と乃村さん。その道のプロである営業マンと手を合わせ、あれもこれもと理想の実現を目指します。
ところが、自身の「好みや個性」が先に行き過ぎて後悔、絶望を味わってしまうケースも。過去には、内装のイメージを決める「クロス(壁紙)」で後悔を口にしたお客さんもいたといいます。
「かつての同僚から聞いた話ですが、各部屋で異なる色のクロスを選択したお客様がいたんです。リビング、寝室など、部屋ごとに色を変えていたので、いざ住みはじめてみるとやっぱり違和感があるんですよね。『落ち着かない』と言い、結果、全部屋の色を統一するためにクロスを張り替えることになってしまったそうです。
後々リカバーできたとはいえ、余計な出費になったのは言うまでもありません。家を買うというシチュエーションは“ハイ”の状態に陥り判断ミスを誘います。そんななかでも冷静さをもつことが大切です」
◆「部屋数を増やす」提案には要注意
工務店では、お客さんに「1円でも高く売りたい」と考えるだけの営業マンもいるそう。マイホームへの夢がふくらみ、テンションも上がり切ったお客さんが鉢合うと、たがいの思惑が絶妙に噛み合ってしまい、最悪のケースになることも…。
住宅業界では「必要がないとわかっていて、利益率の高い『部屋数を増やす提案』をする営業マンが多い」と裏側を明かす乃村さんは、デッドスペースに絶望を抱くのも「あるある」だといいます。
「部屋数を増やす提案は、部屋を増やす場合、追加工事金額は坪単価計算になります。しかし木造建築では、30坪の家を31坪に増やす上で、木材の追加コストはそこまで大きくならず、坪単価通りの費用が増えることは少ないです。キッチンのグレードアップや建材のグレードアップより、利益率が高くなるのです。大手ハウスメーカーに行って家の面積を小さくするとその分安くなりますか?と聞いてもらえたらすぐに分かります。比例して安くはなりません。
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