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狙うは「脱・岡田健史」水上恒司『日本アカデミー賞』最優秀賞で狙う“黒歴史”からの脱却

週刊女性PRIME / 2024年3月8日 19時0分

水上恒司に改名した元・岡田健史

 3月8日午後9時から『第47回 日本アカデミー賞』授賞式の様子が日本テレビ系で放送される。2023年に公開された映画が対象で、優秀作品賞に選ばれた『怪物』、『ゴジラ-1.0』、『こんにちは、母さん』、『福田村事件』、『PERFECT DAYS』をはじめ、各部門の最優秀賞も発表されるが、業界の一部では『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』と、同作で福原遥とダブル主演を務めた水上恒司に注目が集まっているようだ。

 昨年12月8日に公開した『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、小説家・汐見夏衛氏の同題作品の実写版。戦時中の日本にタイムスリップした女子高生・加納百合(福原)と特攻隊員・佐久間彰(水上)らの交流、ラブストーリーが描かれている。

最優秀主演男優賞の行方

「原作がTikTok上で《泣ける》と話題を呼び、その実写映画も若者を中心に集客できているとみられます。上映開始後、全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ)でも現在までに13週連続でトップ10入りしているという異例の人気ぶり。ネット上には、水上さんや福原さんのほか、佐久間の親友でやはり特攻隊員の石丸役・伊藤健太郎さんの演技を評価する書き込みも散見されます」(スポーツ紙記者)

 なお、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は成田洋一氏が優秀監督賞、水上が優秀主演男優賞、福原は新人俳優賞、伊藤も優秀助演男優賞に選ばれている。ほかの部門でも賞を獲得しているが、注目は「水上さんが最優秀主演男優賞を獲得できるか」(同・記者)だという。

 水上は2018年10月期のTBS系ドラマ『中学聖日記』で「岡田健史」として俳優デビュー。当時は芸能事務所・スウィートパワーの男性部門であるスパイスパワーに所属していたが、2021年5月に独立報道が浮上。事務所とのトラブルも伝えられたが、同年8月には“和解”が報告され、翌年8月末に契約が終了。本名の「水上恒司」名義で再スタートを切ることとなった。

脱「岡田健史」

「“岡田健史”時代は『中学聖日記』のイメージが強かったけれど、現在、水上さんとして更新しているインスタグラムを見ると大人っぽくなり、ワイルドな一面もみられます。ただ、昨年7月期に視聴率の“大爆死”が報じられたフジテレビ系の月9ドラマ『真夏のシンデレラ』など、出演作にはあまり恵まれないことが続いていました。それだけに、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の盛り上がりには、本人もほっとしているのではないでしょうか」(テレビ局関係者)

『第47回 日本アカデミー賞』授賞式の放送を控え、ネット上には、

《水上くんは岡田くんだったんだと『あの花』を観にいって気付いた》

《水上恒司くんの優秀主演男優賞が胸熱。色んな事があったけど、実力と人柄でここまで戻ってきてくれて本当に嬉しい》

《恒司くんが最優秀主演男優賞に選ばれますように》

《水上恒司に映えある賞を…》

 といった声も寄せられている。

 水上と同じく優秀主演男優賞を受賞した神木隆之介(『ゴジラ-1.0』)、役所広司(『PERFECT DAYS』)なども最優秀主演男優賞候補となっている今回の『日本アカデミー賞』。錚々たる顔ぶれの中で水上が“ベスト”に選ばれれば、完全に「岡田健史」から脱却したと言えそうだが、果たして――。

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