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「リスクのある」フジモン活動再開も松本人志不在で“扱いづらい”、局関係者が明かした「実際の評判」

週刊女性PRIME / 2024年3月21日 6時30分

「FUJIWARA」の藤本敏史

 2023年10月11日、人気お笑いコンビ「FUJIWARA」の藤本敏史(53)が、運転中の乗用車を別の車にぶつけ、そのまま走り去る“当て逃げ事件”を起こしていたことが発覚した。

 報道番組関係者はこの事件について、こう説明する。

「本件は当て逃げをされた被害者からの通報によって露見しています。不祥事を受けて所属事務所の吉本興業は迅速な対応で、藤本さんに対して“期限を設けることのない謹慎処分”にすると発表しました。

 無期限の謹慎ということでかなり重い措置であったわけですが、この謹慎が2024年の2月23日には解除。“吉本の中でも屈指のガヤ芸人である藤本を、そのままいつまでも寝かせておくのは勿体ない”という会社側の判断もあったのかもしれません」

 藤本は謹慎明け早々、自身の運営するYouTubeにて活動を再開しており、徐々に完全復帰を目指している。3月10日にはTBSラジオ『川島明のねごと』にも出演しており、少しずつ活躍の舞台を広げているようだ。しかし、前途は決して明るくはなさそうで……。

ダウンタウン松本の不在が復帰にも響く可能性

 ご存じのとおり、現在のテレビメディアには、居ることが当たり前だった“大人物”が不在となっている。「ダウンタウン」の松本人志(60)だ。

 松本は現在、自身を巡るスキャンダル報道の真贋を巡って『週刊文春』を相手取った裁判を企図しており、これに集中するため、当面の間、芸能活動を休止すると発表。

 そのため、松本が出演していた民放番組の中には一時的にMCをレギュラー出演者が代行したり、コンビでの出演番組では相方の浜田雅功(60)が孤軍奮闘するなどの変化が生じている。

 そんな中でも松本復帰待望論は止まないわけだが、一方で先にテレビから消えていた藤本に関しては、やはり“お笑いの神様”と比較すると、そこまでの待ち望む声は多くないのが現実。

 松本がいない間、藤本にも一層の活躍と奮起が必要なのは間違いないが、ここでジレンマとなっているのが、フジモンが松本のお気に入り芸人であったということだ

 かねてよりAmazonプライム・ビデオで配信されていた、松本人志プロデュースによる人気番組『ドキュメンタル』でも、藤本は何度も出場の機会に恵まれている。

 ときには松本自身の口から、同番組には(彼が優勝するチャンスはないとは言え)藤本が必要とする趣旨の発言も飛び出した。

 事実、藤本は登場を重ねるごとにどんどん優勝から遠ざかっているが、一方で芸人たちの真剣勝負においては回しの技術で他者の実力を引き出す(そして自分が笑ってしまう)ことに成功している。

 その意味合いでも出場者の笑いのスペックを発揮させるために、藤本は最適な演出者なのだ。

 この他、松本の関与する番組でも藤本が出演する機会は多かった。が、今はその松本がいない。

 藤本が復帰したとしても、彼の強みを理解し、活かしてくれる存在がいないということは完全復活までの道のりは遠いと言わざるを得ない。

ガヤ芸人・フジモンを確立も、代役たちが優秀で……

 フジモンと言えば、数々の番組でガヤ要員で重宝されてきた人物だ。声量もあり、とっさのアドリブにも強い。そのため、トーク番組での登板率も高かった。

 一方でその藤本が活動自粛となって以降、その穴埋めのため、各番組では別の芸人がひな壇に座る機会が当然増えてしまった。そして存外、藤本なしでも十分に成立する番組もあったのが皮肉なところだ。

 たとえばテレビ朝日系バラエティー番組『アメトーーク!』。そもそも元MCの片割れ(宮迫博之)が出演しなくなっても成立していることからも分かるように、この番組は企画のフォーマットがそもそも秀逸なのだ。

 ガヤ芸人たちの座するひな壇には若手、中堅、ベテラン芸人がバランス良く配置されており、藤本不在の間もしっかりと質を落とすこともなかった。

 また、フジテレビ系『さんまのお笑い向上委員会』でも、おなじみの座組が藤本のいない間も縦横無尽の活躍で人気を堅守している。

 松本という“藤本の実力を認める有力者”のいない中での復帰は、藤本が活動自粛中にも奮闘していた芸人たちの頑張りによって、相当な努力がなければ難しくなってしまった現状だ。

 さらに昨年12月24日放送の『M-1グランプリ』で一躍名声を高めた「ヤーレンズ」、「さや香」、同年優勝者の「令和ロマン」ら強力な後輩たちの露出は確実に増えており、藤本にとっては彼らの存在は大きな脅威になる。

急いで復帰も、懸念される当て逃げの悪影響

 ひと昔前。芸人の不祥事はある意味で芸の肥やしや、ツッコミどころとして重宝されていたような時代もあった。

 しかし現代では些細な不祥事が原因でスポンサーが撤退することもあるし、不祥事芸人の起用を躊躇する風潮もかなり強まっている。

 そもそも、当て逃げ事件となると被害者が存在するわけで、たとえ被害者との全面的な和解が成立していたとしても、不祥事芸人としてある程度世間からの冷たい視線を浴びることは、誰であっても避けられない。

あえてフジモンをキャスティングするのか

 藤本自身も当然それを踏まえて勇気を出して再起に乗り出したはずだが、その一方でお笑い事情に明るい芸能記者はこう漏らす。

「制作側曰く、復帰した藤本さんに関しては、やはりこれまでと同じように扱うべきかどうかで意見が割れるところも大きいようです。このご時世クレームも怖いですし。

 たらればの話ですが、もし今ダウンタウンの松本さんが活動を休止していなければ、藤本さんを上手にイジって早期に復帰の道筋を立ててくれたかもしれません。しかし、このはやさでの復帰はタイミングがちょっと悪かったように思えますね。

 同じ吉本からも、それ以外の事務所からも、勢いがあって不祥事も起こしていない若手は続々頭角を見せていますし、ここでわざとリスクのあるキャスティングをしたがるテレビ関係者はまだそう多くないでしょう」

 このように、今すぐに元通り藤本がテレビで大活躍する可能性は高くないと考えている様子だ。

 せめて事故を起こした際、気付かずに走り去るのではなく、その場で被害者に対して誠心誠意お詫びをしていれば、また違った未来もあったのだろうが。

当面は雌伏の時…しばらくはYouTubeでの活躍がメインか?

 本来、実力のある芸人なだけに活動自粛で仕事をする機会が丸ごと失われてしまった藤本については、可哀想な側面はある。

 しかしこの事件には被害者も存在するため、対外的な面を考えれば、やはり吉本興業の下した活動自粛という措置は至極妥当なものだ。

「復帰した藤本さんを、本来真っ先に出迎えるであろう松本さんが今は姿を見せていないという逆境もありますが、ともあれ今は耐え忍ぶ時期なのかもしれません」

 とは前述の芸能記者の弁。

 元々「FUJIWARA」はコンビ仲が良いことでも知られている。

 しばらくYouTubeチャンネル『FUJIWARA超合キーン』での相方・原西孝幸との共演がメインになるのではないだろうか。

 ちなみにこのチャンネルでは既にコンビでの共演が再開されており、3月16日には「ウナギをさばいて食べちゃおう!」という動画がアップされている。

 藤本がウナギを上手に捌けたかどうか、気になる方は視聴してみてはいかがだろうか。

取材・文/松本ミゾレ

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