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「寝る前に食べると痩せる」はウソ!医師が解説する『ベッドタイムスナック』の真実

週刊女性PRIME / 2024年4月19日 8時0分

先生のオススメランチはナッツとギリシャヨーグルト!

 薄着の季節がやってきた。冬の間にため込んだ脂肪を何とかしたい! そんな思いの記者の目に飛び込んできたものがある。それは“寝る直前にコレを食べればやせる!”といったタイトルの動画だ。努力なしで“寝る前に食べるだけ”とは、最高ではないか。

 その“食べるべき”食材はタンパク質豊富なナッツ、ヨーグルト、豆や、成長ホルモンの分泌を助けるはちみつなど。これらは“ベッドタイムスナック”と呼ばれており、22時から深夜2時の間に食べるとより効果的だそう。

「寝る前に食べたら太る」定説は?

 あまりにも楽ちんで、つい試してみたい衝動にかられるが、一般的には“寝る前に食べたら太る”が定説。ダイエットのつもりで夜中に食べて、逆に太ってしまったら目も当てられない。

「ベッドタイムスナックは、夕食抜きのダイエッターが寝つきをよくするために消化のいらないものをとるイメージですね。私自身は、寝る2~3時間前に糖質や脂質、タンパク質も含んだ夕食をしっかりととるようにしています」

 そう教えてくれたのは、自身もダイエットに成功し、現在はスタイルをキープ中の『プライム銀座クリニック』の院長、高澤博和先生だ。

「夕食を抜くと、睡眠前に妙な飢餓感や不安感に襲われませんか? 空腹では良質な睡眠がとれません。また、寝る直前に何か食べてしまうと消化管の活動のために睡眠の質が落ちる。だからベストは、寝る2~3時間前までにしっかり“夕食”をとることなのです」(高澤先生、以下同)

空腹状態に問題は?

 睡眠の質を上げることで、寝ている間の新陳代謝が活発になって、結果ダイエットにつながる。つまり、いい睡眠をとることが何より大切なのだ。それでは“寝る直前の軽食”というのは全然ありえない……!(残念)ところで先生、ダイエットを考えるなら“朝昼はしっかり&夜は軽め”の食事が理想なのでは?

「医師目線では、1日のトータルカロリーで考えます。いい睡眠のために、夕食は絶対必要。そのために、朝は白湯とコーヒー、昼は空腹感を感じたタイミングでナッツやヨーグルトなどを口にしてカロリーを抑えています」

 それは実質1日1食生活ではないか。日中の空腹に耐えられるものだろうか。

「慣れですね。正直、ナッツくらいでは食べた気がしない。30分くらいそわそわしますし、なんなら“もう少し何か食べたい!”とムラムラします(笑)。でも30分ほどでスッと平気になる瞬間がくる。ナッツとヨーグルトというメニュー自体にも、初めは魅力を感じないものですが、それも1~2週間で慣れますよ」

 しかも朝食抜き。力が出ずに動けない気がする!

朝起きて朝日を浴びると、体内時計が調整され、目覚めるとともにコルチゾールというホルモンが分泌されます。これの働きによって、血糖値や血圧が上がるので、ちゃんと動けますし、むしろ炭水化物などを摂取しないと頭がさえるしオススメですよ!」

 ただし、子どもについては成長に必要なカロリーがあるので、朝食からしっかりとったほうがいいという。

 毎朝5時半に起き、子どもたちのお弁当と朝食作りを担当しつつ、自分は白湯、コーヒーのみという先生。ダイエッターとして尊敬です!

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