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商店街に倒れた男性 「使ったことなかった」AEDで救命に貢献、通りがかりの親子らを表彰

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年4月8日 11時40分

田中消防長(左端)から表彰状を受け取る山本さん(左から2人目)、直井さん(同3人目)、乃那さん(同4人目)=26日、平塚市消防署本署

 心肺停止状態で倒れている男性に的確な救命処置を施したなどとして、平塚市消防本部は26日、いずれも同市在住の山本泉子(もとこ)さん(42)、直井依理子さん(45)と次男の乃那(だいや)さん(17)に表彰状を贈った。

 同本部によると、昨年12月6日正午過ぎ、JR平塚駅北口の紅谷パールロード商店街で70代男性が倒れているのを山本さんが気付き、近くのドラッグストアに駆け込んで協力を依頼。通りかかった直井さんらが従業員が持ってきた自動体外式除細動器(AED)を使って男性の救命処置を行い、駆け付けた救急隊に引き継いだ。

 119番通報や心臓マッサージ、AED操作など、その場に居合わせた人らの連携プレーで男性は一命を取り留め、現在は社会復帰しているという。

 山本さんは「みんなの気持ちがいい結果につながった」と笑顔。直井さんはAEDを扱った経験はなかったが「音声ガイドなどに従って操作した。普段は救急車のサイレンの音が大きいと思っていたが、聞いて安心した」と振り返った。一方、荷物が散乱した現場の整理などに協力した乃那さんは「心臓マッサージを習っていたのにできなかった。万一、次があれば行動したい」とちょっぴり悔しさも口にした。

 田中一雄消防長は「勇気と使命感に感謝。今後も安心に暮らせるまちづくりに協力を」とたたえた。

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