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御神木を蹴り上げる!? 特殊すぎる参拝作法! コロナウイルス蔓延の今、長野にある貧乏神神社で福をもらおう! |Mr.tsubaking

TABLO / 2020年3月2日 11時8分

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テレビでも散歩番組が増えて久しい。予算削減の一環で、ロケに出した方がスタジオの建て込みなどもいらないため安く上がるというのが、背景のひとつにあるようです。

散歩番組の軸になるのが、グルメと体験と寺社仏閣なので、テレビでタレントが寺社仏閣に参拝している様子をよく見かけるようになりました。

その中で「作法」を気にされるシーンが多くあります。お寺であれば合掌、神社であれば特殊な例を除いて二礼二拍手一礼で参拝します。

特殊な例といえば、出雲大社や宇佐神宮の二礼四拍手一礼などがあげられますが、今回はもっと特殊な、しかも暴力的でアクロバティックな参拝方法をとる神社をご紹介いたします。

 

関連記事:狐だけじゃないの!? 稲荷神社に祀られる、あんな動物たち! 京都・伏見稲荷を総本山とする商売繁盛の神様|Mr.tsubaking | TABLO

 

 

長野県茅野市にある「貧乏神神社」。

名前からすでに普通でないことが伝わってきます。

こちらの参拝方法はまず、御神木を貧棒(びんぼう)と呼ばれる棒で3回ぶっ叩くというもの。

 

 

御神木の摩耗から、これまでにかなり多くの方が参拝したことがわかります。貧棒でぶっ叩いた後は御神木に3回蹴りを入れます。

 

 

参拝方法の説明書きにもある作法とはいえ、御神木を蹴るのはさすがに憚られますが、思いっきりいかないとご利益がないのだそうです。

 

 

そして次は、大樽の中に祀られた貧乏神と対峙。用意された豆を鷲掴みにして投げつけます。その際には大きな声で「貧乏神、出て行けー!!」と大声で叫ばなくてはいけません。

 

 

これが、ここ貧乏神神社の特殊すぎる参拝方法。単なるふざけたやり方のようにも思えますが、日本の信仰を見てきた私にはそれだけではなく思えるのです。

 

参考記事:将門の強大な力は現代にも生きていた!? 新説、東京は呪いの霊力に動かされている!|Mr.tsubaking | TABLO

 

まず、豆をぶつける行為については、節分でもお馴染みの豆まきが思い出されますが、これは「魔を滅する」という意味を持ち、古くから行われてきた風習です。

さらに、貧乏神というネガティブなものを祀ることについても、実は日本によるある形態なのです。

福岡の太宰府天満宮を中心として、全国で見られる「天満宮」は、ご存知の通り菅原道真が御祭神となっていますが、これは元々、道真の祟りを鎮めるために造られたものでした。

また、道真と並んで日本三大怨霊にも数えられる平将門を祀る神社も、京都や東京に見られます。

こうしたことから、日本人が元来マイナスなものもきちんと祀ればプラスのエネルギーに転換できると考えていたことがわかります。

「呪い」と「祝い」は逆の印象を受ける言葉ですが、元をたどるとどちらも「宣る(のる)」という言葉に行き着くのです。

貧乏神神社も、同じ作用を持つものだと考えてよいでしょう。事実、災い転じて福と成すという意味の「災禍転福」という言葉がここでは謳われています。

 

また、この貧乏神神社はロケーションも特殊で、丸井伊藤商店という味噌蔵の一角にあります。

 

 

本社は飯田市にありましたが現在は閉鎖されており、この味噌蔵の奥でひっそりと豆をぶつけられ続けているのです。(Mr.tsubaking連載 『どうした!?ウォーカー』 第52回)

 

あわせて読む:震災から3年 復興の目玉となるか? 熊本県は意外にも『珍建築』の里だった!|Mr.tsubaking | TABLO

 

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