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障害者でありヘルパーである私が考える『多目的トイレ』 そこはどういう場所なのかという思いやりが欲しい|あもり

TABLO / 2020年6月13日 13時30分

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写真はイメージです

 

商業施設、駅で女性のお手洗いはよく行列している気がします。

土日は特に並びますね。個室のみの女性用トイレはスペース上、男性のトイレより少ないからでしょうか? 最近は女性用トイレに化粧室もあるため、元々の広さも違ってきているように思いますが、とにかくよく並ぶんです。

そして、そんな時。目にしてしまう男子トイレと女性トイレの間にある多目的トイレ。

 

「あぁ使いたい。身体に少し欠損のある私…、使用しても良いのだろうか? でも誰も使っていないではないか!」

と何度思ったことでしょうか! でも多目的トイレを必要としている誰かの為に私は行列へ向かうのです。……そんな気持ちの人間が世の中はたくさんだと思います。

 

おすすめ記事:車いすが一人でに動き出す 深夜の病院 監視カメラが捉えたガチなポルターガイスト映像 | TABLO

 

私は障害者です。また、障害者のガイドヘルパーもしていますが、働いている会社では異性の排泄介助はしておりません。しかし、時々見守りが必要な場合があるのです。男女でどちらかのトイレには入れないため必然的に多目的トイレを使用します。広いスペースがあるため、遠目で声を掛けての見守りが可能なのです。

障害者以外もまだ小さなお子さんを連れた方にも、お出掛けにもとても助かるトイレだと思います。お父さんが小さな娘さんを連れて出てこられる時に、すれ違ったことがあります。

ここでしか出来ないことが多目的トイレにはあります。

また、多目的トイレには目的外の使用への注意喚起の貼り紙をよく見かけませんか? 前例があったのが、多目的トイレには貼るのが当たり前なのかは分かりません。

今、話題のゴシップを知り、一人の大人として情けなくなりました。必要としている誰かのために、考えれない方々がいらっしゃる事実に驚きました。そしてこのニュースを見た【過去に目的外での使用をされた方々】が見直してくれるきっかけにならないかなぁ、と思いました。

 

参考記事:全国の多目的トイレが使用禁止に!? 渡部建「女性をトイレに呼び出して1万円」 その余波は果たして…? | TABLO

 

車椅子を押すことが増えて、手すりの重要性を改めて感じる日々。「あ、このトイレは紙パンツを替えるのに広々使えるなぁ〜」「一旦横になりながら移乗する場合にこのトイレは出来そうだなぁ」と最近トイレを見ると考えるのです。

「そこでしか出来ない」をもっと知って欲しいものです。(文◎あもり【身体欠損バー・ブッシュドノエル所属】)

 

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