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「安倍晋三元首相に最も食い込んだ」岩田明子さん 阿川佐和子さんとの対談で思わず出てしまった本音に注目してみた│プチ鹿島

TABLO / 2023年8月10日 17時52分

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今もなお、安倍晋三氏関連の本は売れている。

「文春砲」が相変わらず賑やかです。最近では何といっても木原官房副長官に関しての報道です。木原氏の妻が5年前に、ある殺人事件の重要参考人として警視庁から事情聴取され、実家なども家宅捜索を受けていたことを報じました。何週にもわたるゾクゾクする内容はまるで松本清張。私はもう「木原清張」と呼んでいます。
文春は「なぜ木原事件を報じるのか」として、

・自身の政治権力を熟知し、それを私的に利用する木原氏は、国の舵取りを任せるのにふさわしいのか

と問いかけています。

ついでに言うと私の注目点は「公」と「私」について。木原氏は愛人宅から首相官邸に出勤することもあるといい、奥さんは大注目されている。木原氏はこんな状態で岸田首相の右腕として本当に働けているのか?
「私」の部分が「公」に影響を与えていないか? 国民への政策はおろそかになっていないか? そんな点が気になるのです。

さて文春にはこういうド派手な記事とは別に、えっ!と思う「スクープ」もありました。それは阿川佐和子さんがゲストを招いて対談するコーナーでした。

8月3日号は「ジャーナリスト」の岩田明子氏がゲストだった。NHKにいた方で安倍晋三元首相時代は必ずと言っていいほど会見後などに「解説」をしていた方だ。現在はNHKを退局されて民放の番組でもご活躍中。


岩田氏と言えば安倍元首相に「最も食い込んだ記者」(自著の帯文)と自称されています。その近さについて、阿川さんから「そこまで政治家と記者って親密になるもんですかねぇ」と聞かれた岩田氏の答えがすごかったのだ。

「政治家って孤独なんです。政治家同士だとみな一国一城の主だから、寝首をかかれる可能性がある。そこで相談できる人となると、情報管理に長けていて、しかも内情をよく知っている人、つまり記者はその条件を満たす職種になるんです」

ええええ、これが「記者」!? そんな役割もあるの? ちょっとびっくりした。さらには、それゆえの苦悩みたいなことも語っていて、

「情報を漏らさずに全部抱え込んだら談合記者になってしまう。得た情報はどこかで必ず出さなきゃいけない。利害が取材先と必ず激突するんです」

とも語っていた。私が注目したのは「情報を漏らさずに全部抱え込んだら」の「全部」という部分です。これって「何かを報じないこともある」と語っているようにも読めました。政治家のゴーサインが出たものを報道するのでしょうか。私が行間を読みすぎなのでしょうか? もし誤解だったらいつかご本人に直接、記者論を徹底的に聞いてみたいです。

それにしても「ジャーナリスト」を名乗る人にこんなことを気持ちよくペラペラ喋らせてしまう阿川佐和子さんの「聞く力」はお見事でした。岸田首相もお手本にしたらどうでしょう。(文@プチ鹿島 連載「余計な下世話」)

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