「気持ち悪いからテレビ消して!」ジャニーさん絶叫...ジャニーズからソロデビューが消えた理由

東京ブレイキングニュース / 2013年11月18日 11時0分

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 半世紀という長い時間に数多くのアイドルを輩出してきたジャニーズ事務所。その多くがグループであることは言うまでもないが、なぜかソロでのデビューというのが少ない。いや、極端に少なすぎる。30年以上いないというのが現実だ。

 もちろんソロ歌手も多く手がけて世に出しているジャニーさんではあるが、郷ひろみ、川崎麻世など有名どころや青春ドラマで藤谷美和子と共演してブレイクした井上純一など、その時期においてのトップアイドルはいるものの、81年以降は誰もソロでは正式に歌手デビューしていない。

 グループからソロ活動に移行した赤西仁や山下智久などは例外で、純粋にジャニーズのソロ枠でデビューした最後は、なんと「ひかる一平」だ。81年5月のことだから33年以上もの長期間、ジャニーズからのソロデビューは実現していない。

 それは何故なのか。おそらくジャニー喜多川さんには、ひかる一平がトラウマとなっているのではないか。男性アイドルのソロ歌手はひかる一平にも見られるようにリスクが大きい。売れない、あるいは短命と背中合わせだからだ。

 現在でもトップに君臨するジャニーズ事務所出身のソロ歌手と言えば郷ひろみだろう。しかし、郷ひろみがデビューしたのは、ジャニーズ事務所がまだ個人所帯だったころの話だ。ちなみに郷ひろみは、ジャニーズ事務所が法人組織「株式会社ジャニーズ事務所」設立される1975年に移籍している。

 稼ぎ頭であるトップアイドルが突然抜けてしまったから大変だった。同年にソロデビューした井上純一は歌手としてはパッとしなかったが「70年代後半に最も活躍した若手俳優」という賞があれば受賞できるレベルの活躍を見せた。言い換えればジャニーズが生み出した最高の俳優でもある。ちなみに元妻は女優・声優の戸田恵子さんだ。

 その2年後の1977年にジャニーズ事務所からソロデビューしたのが川崎麻世だ。ジャニーズでは珍しく長身スタイルで歌も踊りもセンス抜群という評価で、アイドルとしての人気も「マルベル堂のブロマイド売上2年連続1位」といった実績で証明した。

 実はこの70年代には何人かのソロデビューがいるが、どれもこれも泣かず飛ばずだった。そんな中でどうにか出てきたのが井上純一であり、川崎麻世だったが、レコードの売り上げは相変わらずで、そんな状況は、70年代最後の年に「たのきん」が登場するまで変わらなかった。

 現在のジャニーズ帝国の礎を築いた「たのきん」であるが、彼らはユニットであって、正式なグループではなかった。後にそれぞれがソロでデビューすることになるのだが、郷ひろみの離脱やソロ歌手の不調がトラウマになっていたのか、彼ら三人は「たのきんトリオ」としての活動で地道に地盤を固めてから満を持して田原俊彦、近藤真彦、野村義男(THE GOOD-BYE)と続けてソロでデビューさせている。

 その後の活躍はご存じの通り。音楽賞レースは総ナメの連続で日本中がたのきんに沸いていた。「郷ひろみの悪夢」を完全に払しょくするほどのジャニーズブームが起きたのだ。そして完全に自信を取り戻したジャニーズが勢いに乗って売り出したのが、81年5月にデビューした「ひかる一平」だった。たのきんトリオ同様に、人気ドラマ『3年B組金八先生(第二期)』に出演して名前を売り、その後に歌手デビューという盤石の路線に乗っていたが、これがまさかの不発。わずか1年間の活動となってしまった。

 それだけに好き嫌いのハッキリしているジャニーさんは当時、ひかる一平がテレビに映ると「気持ち悪いから消して!」と怒るくらいに焦っていたようだ。たのきんブームの真っ只中でバーター出演も多かったのに全く売れず、やはりジャニーズのソロはダメなのかと相当頭を抱えだろう。

 ちょっとフォローするが、ひかる一平さんは悪くないし悪い人でもない。むしろ普通の人過ぎて、アイドルとは思えなかったし、誰も気がつかなったくらいだ。もちろん気持ち悪くないし、人あたりも良い人でした。

 田原俊彦と近藤真彦という2人のソロ歌手を生み出したものの、それ以降、ジャニーズのソロデビューはぱたりと途絶えている。そこには、郷ひろみ、ひかる一平のトラウマ、呪縛があるように思えてならないのだ。

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「帰ってきたカルチャースタァ☆平本淳也」

Profile●ジャニーズ出身の実業家、作家、投資家。10歳でジャニーズ事務所から芸能界入り、30歳過ぎまでアイ ドルを続け、現在もテレビや雑誌で活躍を続けるなか、月間100万アクセスを獲るカリスマブロガーとしても知られる。22歳のときに物書きデビューして以 来、34冊の書籍を発表。http://ameblo.jp/junya-hiramoto/

Written by 平本淳也

Photo by 青空オンリー・ユー/株式会社フォーライフ ミュージックエンタテイメント

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