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コスパ最強!? 中国製のドラレコは大丈夫? 国産より3万円安いケースも

くるまのニュース / 2020年4月4日 16時10分

あおり運転や、予期せぬトラブルの際に役に立つ「ドライブレコーダー」には中国製品も少なくありません。国産製品は知名度が高く安心感がありますが、中国製のドライブレコーダーはどうなのでしょうか。

■中国製は「コスパ最強?」その理由は?

 あおり運転などのトラブルの際に、映像証拠としても有効なドライブレコーダーは、クルマを運転する人にとって「必須の装備」となりつつあります。さまざまなメーカーから販売されており、なかには中国製も多く出回っていますが、国産製品と比べてどうなのでしょうか。

需要高まるドライブレコーダーのなかで中国製はどうなのか?需要高まるドライブレコーダーのなかで中国製はどうなのか?

 国産メーカーでは、オービスなどの探知機を販売するユピテルやコムテック、カーナビやオーディオなどのAV機器を手がけるケンウッド、パイオニアなどもドライブレコーダーを販売しています。

 しかし、ドライブレコーダーには、国産製品よりも数万円ほど安価な中国製のドライブレコーダーも多く販売されています。

 中国のドラレコメーカーAPEMANが販売する「C450」モデルは、170度のワイドアングルと、F1.8という明るいレンズを組み合わせ、1080PのフルHD録画を実現。ECサイトでは3000円台で販売されているのです。

 そのほかにも中国製ドラレコはインターネット上で数多く販売され、国産ドラレコと比べると、差額は2万円から3万円になるケースも見受けられます。

 なぜ中国製ドライブレコーダーは、高性能かつ安価なのでしょうか。

 前出のAPEMANは、中国・深センに拠点を持つ企業です。さらに、同じドラレコメーカーであるAKKEYOや深センAPICAL技術といった複数の企業も深センに拠点を構えています。

 また、深センには映像・撮影機材を製造するメーカーが集中しており、ファーウェイやシャオミなどのスマートフォンなどを製造する企業や、カメラ付きドローンを製造・販売するDJI、360度撮影が可能なアクションカメラ「Insta360 ONE R」を製造・販売するInsta360なども、深センにあるのです。

 これらの企業の技術力が集結していることが、中国の安価なドライブレコーダーの製造に寄与しているとされ、深センは「ハードウエアのシリコンバレー」とも呼ばれるほど世界中から注目が集まっている工業都市なのです。

 前述のユピテルも、2007年に深センに事務所を開設。低価格でありながら一定の品質を保っているのは、日本や世界のメーカーの製造技術がフィードバックされているといわれています。

■アフターケアの差が安い理由?

 国産と中国製の価格差については「購入後のサポート」が影響しているといいます。

 国産メーカーでは、広告や店舗への営業活動によって商品を販売していますが、中国メーカーは、日本における販売会社や代理店が存在しないため、ECサイトでの販売が中心となっているようです。

最近のドライブレコーダーはさまざまな機能が搭載されているが、保証サービスで差が出てくる最近のドライブレコーダーはさまざまな機能が搭載されているが、保証サービスで差が出てくる

 カー用品販売店などでドライブレコーダーを購入した場合、購入した店舗で取付や故障対応などのサポートを受けられる場合もありますが、ECサイトで購入する中国製のドライブレコーダーは、国産メーカー製品と比べてサポートが脆弱なデメリットも存在します。

 そのため、中国製のドライブレコーダーは、「製品製造に必要な原価」と「利益」を上乗せした、最低限の価格で販売しているといえるでしょう。

 公益社団法人 全日本トラック協会が2014年におこなった調査によれば、ドライブレコーダーに係る問題点のうち、もっとも多かった意見が「導入価格が高い」というものがありました。しかし、現在では需要の増加や、低価格な製品も続々と登場しています。

 そのため、ドライブレコーダーの購入を検討する際には、どの機能を重視するかを決めてから選ぶのが良いかもしれません。

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