1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

今年の梅雨は大雨予想!? 突然の豪雨で車に浸水!? 慌てる前にするべき行動とは

くるまのニュース / 2020年6月10日 18時10分

2020年の梅雨時期は大雨の予想が発表されています。そのため、道路の冠水が懸念され、クルマの浸水トラブルも続出するといわれています。では、万が一クルマが浸水した場合にはどのような対処を取れば良いのでしょうか。

■自分のクルマが浸水したらどうする?

 2020年の梅雨入りの時期は、早い地域では6月上旬から発表され、とくに今年は強い雨に見舞われると予想。また、北陸や東北でも7月ごろから大雨に注意するよう呼びかけています。

 このように、大雨が酷くなる季節はクルマの浸水トラブルも多発します。実際、クルマが浸水した場合には、どのように対処をするべきなのでしょうか。

 都内の整備工場スタッフは以下のように話します。

「自分で対処される場合、状況にもよりますが車内のシート下まで浸水しているのであれば窓を開け、シートカバーを剥がして乾燥させましょう。

 これは、あくまでも応急処置に過ぎないので、完全に乾燥させるためには、プロの業者にお願いするしかありません。

 また、シート上まで水が来ていると、エンジンに影響している可能性が高いです。その場合は、クルマを動かさないで、すぐに業者に相談してください。

 ただ、クルマの水害に関する修理は非常にお金がかかります。保険に入っていれば問題ありませんが、そうでない人は廃車してしまうことも多いです」

※ ※ ※

 ここで、大事なポイントになるのが自分が加入している自動車保険の内容です。クルマの浸水は修理が必要になるケースが大半です。そのため、少しでも負担を軽減するために、車両保険の加入についてチェックしておきましょう。

■水没したクルマにエンジンをかけると発火する恐れも? 海水は注意!

 いったん水に浸かったクルマは、その後水が引いたときにエンジンをかけると発火する恐れがあります。

 こうしたトラブルの注意喚起について、JAFのホームページでは、以下のように記載されています。

「水が引いたからといって、クルマに乗り込みエンジンを掛けると破損や感電の危険がありますので、絶対にやめてください」

 なかでも、ハイブリッド車や電気自動車は、高圧のバッテリーを積んでいるので、自己判断で触るのは非常に危険です。トラブルを最小限に抑えるためにも、すぐ業者に連絡しましょう。

 また、エンジンは空気とガソリンを混合気で圧縮することで、燃焼することで稼働します。そのため、水が入ると圧縮できなくなり、エンジン自体が破損を起こす危険性も考えられるでしょう。

浸水トラブルでJAFへの救援要請は増加したという浸水トラブルでJAFへの救援要請は増加したという

 一方、エンジンを切っている状態でも自然発火する恐れがあります。原因は、オーディオなどクルマには何かしらの電流が常に流れている状態にあるからです。その対策として、国土交通省はバッテリーのマイナス側にあるターミナルを外すように指示しています。

 ただし、これはガソリン車のみ通用する方法なので、ハイブリッド車や電気自動車は自身で触れないようにしてください。

 そして、取り外した線の先端はビニールテープで巻きつけ、バッテリー側の端子もテープで覆いましょう。作業をおこなうときは、濡れた状態を避け、ゴム手袋を着用すると安全です。

 そして、浸水による発火トラブルのなかでもとくに危険なのが海水です。

 実際に、2019年10月の台風19号により、神戸市内で海水に浸かった35台のクルマが発火被害に遭いました。

 海水は、電気を通しやすいほか、電気部品をはやく劣化させる性質があります。その結果、クルマの配線に海水がかかったことで電気系統がショートし、発火したと見られています。

 最近では、梅雨前線と台風の組み合わせにより、各地で冠水被害も起こっています。こうした状況を考えると、海に近い地域では、海水によるクルマの浸水トラブルもゼロではないため、くれぐれも注意していきましょう。

※ ※ ※

 梅雨の時期に向けて、大雨からクルマを守るためにも天気予報をこまめに確認しましょう。とくに、地盤の低い地域になると駐車場でクルマが浸水しているケースもあるため、事前にクルマを高台に移動させておくことが懸命な判断です。

 もし、クルマが浸水して車内に水が行き渡ってしまった場合は、ロードサービスへ連絡して救助を待ちましょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください