ダイハツ新型「タフト」 拡大する軽SUV市場へゴツい外観に135万円ガラスルーフ装備で勝負
くるまのニュース / 2020年6月10日 13時30分
ダイハツは新型軽SUV「タフト」を2020年6月10日に発売しました。クルマとしての優れた基本性能と、レジャーなどでも便利に使えるアクティブさを両立したモデルということですが、いったいどのような軽自動車なのでしょうか。
■新型「タフト」が投入されるのは、拡大傾向にある軽SUV市場
ダイハツは、新型「タフト」を2020年6月10日に発売しました。新型タフトは、「タント」「ロッキー」に続いて同社の新世代のクルマづくり「DNGA」を採用した第3弾モデルとして開発された軽SUVです。月販販売台数は4000台を目標としています。
クルマとしての優れた基本性能と、レジャーなどでも便利に使えるアクティブさを両立したモデルということですが、いったいどのような軽自動車なのでしょうか。
新型タフトは、2020年1月に開催された東京オートサロン2020で、市販予定のコンセプトモデルとして公開。その後、同年4月からは先行予約が開始され、今回の発売に至りました。
ダイハツは、新型タフトの特徴として「タフさ・力強さを表現したデザイン」、「広大な視界による開放感と非日常感をもたらす『スカイフィールトップ』」、「日常からレジャーまでアレンジ自在な『フレキシブルスペース』」、そして「DNGA採用による確かな基本性能・安全性能、良品廉価の実現」を挙げています。
開発にあたっては、「日常からレジャーシーンまで大活躍、毎日を楽しくしてくれる頼れる相棒」となる“Tough & Almighty Fun Tool”をコンセプトに掲げ、ダイハツの主力車種として、拡大傾向にある軽クロスオーバーSUV市場に投入されたかたちとなりました。
ダイハツの奥平総一郎社長は、新型タフトの発売に際して次のようにコメントしています。
「本日発売する新型タフトは、軽乗用車にSUVのエッセンスを取り入れたクロスオーバーの新モデルであり、力強いデザインや、スカイフィールトップなど、たくさんの魅力が詰まっています。
こうした状況下ではございますが、新型車を発売することで、市場を活性化し、世の中を少しでも明るくできればと考えております。
また、今回の新型車の発売にあたり、より強く思うことがあります。それは、日本のモノづくりの基盤を守り、社会を支えていきたい、ということです。
軽自動車を主体とし、日本に根差したメーカーであるダイハツだからこそ、日本のモノづくりを考え、お客さまのニーズに真剣に向き合い、これからもダイハツらしいクルマづくりを推進してまいります。
新型タフトがお客さまにとって、少しでも気分を軽く、明るくしてくれる存在になれればと考えています」
※ ※ ※
新型タフトの外観デザインは、格好良さと使いやすさを両立したスクエアな形状が特徴です。
分厚いボディと薄いキャビンに、太いセンターピラーでタフさが強調されたほか、高い地上高とリフト感を強調する前後のバンパーでSUVらしさを表現。
FFの軽乗用車のなかでは外径サイズが最大となる165/65R15の大径タイヤも採用し、力強いイメージを強調しています。
なお、車体下部の路面との干渉しにくさを示す指標となるアプローチアングルとデパーチャーアングルについて、アプローチアングルは27度、ディパーチャーアングルは58度を確保しています。
ボディとあわせてスクエアな形状のヘッドライトには、先進的でかつ夜間の視界確保にも貢献するLEDタイプが全車に採用されました。
また、ディテールをより追求することでオリジナリティを高める3つの「スタイルパック」という、メッキ加飾やカラーがアクセントとなったメーカーオプションを用意。好みのスタイルを選ぶことができます。
カラーバリエーションは、自然界にあるものをイメージしたアースカラーの新色3色(レイクブルーメタリック・フォレストカーキメタリック・サンドベージュメタリック)を含む、全9色が設定されています。
■新型「タフト」最大の特徴!? 「スカイフィールトップ」とは
新型タフトの内装は、黒を基調としたデザインのなかに、一部の仕様ではオレンジメタリックの加飾が差し色として配され、アクティブな雰囲気となっています。
前席の天井部分には、大型のガラスルーフ「スカイフィールトップ」を装備し、高い開放感を実現しています。
ダイハツ新型「タフト」
そして車内は、多彩な収納スペースが特徴の前席「クルースペース」と、自在にアレンジできる車両後部・後席の「フレキシブルスペース」に分けてパッケージングされました。
後席を倒すと、シート部分に段差のないフラットな空間が出現。表面に樹脂製パーツを採用したことで、荷物の汚れを拭き取りやすく、レジャーでも便利に使うことが可能。フレキシブルボードを動かすことで、背の高いものの積載にも対応します。
※ ※ ※
DNGA第3弾となる新型タフトは、クルマに求められる基本性能も高い水準となっています。
DNGAプラットフォームの採用により、軽量・高剛性なボディを実現。フラットな乗り心地や静粛性の高さにも配慮されています。
搭載されるパワートレインは自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類ですが、ターボエンジンには気持ち良い加速感を実現する「D-CVT」を採用。ストレス感のない走行性能を発揮します。駆動方式はFF/4WDが選択可能です。
ぬかるんだ道などでタイヤが空転したときに、空転した車輪に制動力を掛けることで空転を抑制し、もう片輪に駆動力を伝えることで、発進・加速をサポートするグリップサポート制御も導入されました。
また、予防安全機能をパッケージングした「スマートアシスト」も進化。
衝突被害軽減ブレーキの対応速度引き上げと夜間の歩行者検知機能追加に加え、路側逸脱警報機能、ふらつき警報機能、標識認識種類増加(従来の進入禁止に加え最高速度、一時停止)の5つの新機能を追加。全17種類の予防安全機能がドライバーをサポートします。
また、ダイハツ初となる電動パーキングブレーキを全車に搭載し、オートブレーキホールド機能や全車速追従型ACCにも対応しました。
そして、メーカーオプション設定のディスプレイオーディオにより、SmartDeviceLink、Apple CarPlay、Android Autoなどを用いたスマートフォンとの連携も可能となります。
※ ※ ※
新型タフトは、「X」、「G」、「Gターボ」の3グレードが展開されます。車両価格(消費税込)は135万3000円から173万2500円です。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ホンダ新型「N-BOX SUV」今夏発売!? アウトドア風「ジョイ」待望の登場か 見た目はどうなる?
くるまのニュース / 2024年4月19日 12時10分
-
このクルマはなんでしょう? ダイハツにもタフなSUVがあった!
マイナビニュース / 2024年4月8日 12時0分
-
「これ軽だろ?高性能すぎる」 伝説のバケモノKカーが生まれた“時代” スズキの魂「アルトワークス」
乗りものニュース / 2024年4月7日 16時12分
-
「4WD軽自動車」という選択 アウトドアか、雪への備えか…車種を絞るポイントと、おすすめ車種8選
まいどなニュース / 2024年4月4日 11時30分
-
【スズキ スペーシアカスタム 新型試乗】軽ハイトワゴンでは一歩抜きんでた存在になった…諸星陽一
レスポンス / 2024年3月31日 12時0分
ランキング
-
1Z世代が選ぶ「ゴールデンウィークあるある」トップ10発表! - 「どこに行っても激混み」「結局家が落ち着く」「昼夜逆転」を抑えた1位は?
マイナビニュース / 2024年4月26日 16時27分
-
2ねんきん定期便の見込額に注意!年金から天引きされる4つのお金を知っておこう
オールアバウト / 2024年4月25日 21時20分
-
3「スマホから変な音する」奇妙な現象、7時間後に予期せぬ真相発覚 ネットずっこけ「そんなことある?笑」
よろず~ニュース / 2024年4月26日 18時20分
-
4麻生氏のトランプ会談に透ける下心丸出しな“片思い”…前大統領にいたっては親友シンゾーの死を忘れた?
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月26日 9時26分
-
5【SNSで話題】エアコン冷房「室外機に濡れタオル」で節電になるのか - ダイキンが検証結果を発表
マイナビニュース / 2024年4月25日 9時42分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください