この先二度と出ない!? ちょっと前の国産大排気量 ハイパワーセダン3選

くるまのニュース / 2020年6月15日 16時10分

かつて、ファミリーカーやパーソナルカーとして隆盛を誇っていたセダンですが、現在は激減してしまいました。なかでも大排気量のエンジンを搭載したモデルは、もはや絶滅寸前です。そこで、ちょっと前まで販売されていた大排気量セダンを3車種ピックアップして紹介します。

■自動車税は高いけど魅力的なハイパワーセダン

 ミドルクラス以上のセダンは、かつてファミリーカーやパーソナルカーとして高い人気を誇っていました。しかし、近年は人気の低迷から各メーカーのラインナップから激減しています。

 なかでもターボエンジンの普及によって、大排気量の自然吸気エンジンを搭載したモデルは、絶滅しそうな状況です。

 そこで、ちょっと前まで販売されていた大排気量自然吸気セダンを、3車種ピックアップして紹介します。

●日産「スカイライン 370GT」

ターボのイメージが強い「スカイライン」で、最後の大排気量NAの「370GT」ターボのイメージが強い「スカイライン」で、最後の大排気量NAの「370GT」

 現行モデルの日産「スカイライン」のパワーユニットは3.5リッターハイブリッドと3リッターツインターボエンジンとなっていますが、2006年に登場した12代目では、シリーズ最大排気量の3.7リッター自然吸気エンジンを搭載したモデルが存在。

 2008年のマイナーチェンジで、それまでの3.5リッターV型6気筒エンジンを、「フェアレディZ」などと同じ3.7リッターV型6気筒エンジンに換装し、最高出力は330馬力を誇ります。

 さらに、出力の増大とともにアクセルに対してエンジンのレスポンスも向上させ、大排気量自然吸気ならではのよどみない豪快な加速を実現。

 外観はフロントからリアまで抑揚のある流麗なフォルムを採用し、内装は重厚かつ高い質感で、プレミアムセダンにふさわしいものとなっています。

 足まわりにはフロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンクを採用し、サスペンションアームやリンク類にアルミ素材を多用するなど、高い運動性能と優れた乗り心地を両立しています。

 また、「Type S」は、シャープなハンドリングを実現するスポーツチューンドサスペンションを設定するなど、スカイランのコンセプトあるスポーティセダンという一面を高めたグレードとなっています。

●レクサス「IS F」

423馬力という大出力を誇るスーパーセダン「IS F」423馬力という大出力を誇るスーパーセダン「IS F」

 1989年に北米で展開が始まったトヨタの高級車ブランドであるレクサスは、2005年から日本でも展開され、当初のラインナップでエントリーモデルだったのが4ドアセダンの「IS」です。

 初代ISは日本名「アルテッツァ」と同一車でしたが、2代目からはレクサス専用車として開発。そして2007年に、ISをベースとした高性能モデルである「IS F」を追加ラインナップしました。

 エンジンは、フラッグシップモデルの「LS600h」用5リッターV型8気筒自然吸気を搭載し、専用チューニングを施したことで最高出力423馬力を発揮。

 トランスミッションは「LS460」用の8速ATの改良型で、1速以外のギアをほぼロックアップすることでDCTにせまるダイレクト感と変速速度を実現しています。

 また、外装もIS F専用にワイドフェンダーとし、巨大なエンジンを収めるためにボンネットが専用となり、フロントフェイスも独自のデザインで、特別なモデルということをアピール。

 ブレーキやサスペンション、タイヤに至るまで専用設計され、後につづく「Fシリーズ」と同様に、サーキット走行も可能なマシンとして仕立てられていました。

■大人のためにあるスポーティFRセダンとは

●トヨタ「マークX」

正統派のスポーティセダンとして人気だった「マークX」正統派のスポーティセダンとして人気だった「マークX」

 スポーティさと上質さを併せ持つトヨタの高級セダンである「マークX」は、1968年の誕生以来、国内で多くの販売台数を誇った「マークII」の後継車です。

 残念ながら2019年に生産を終了してしまいましたが、数少ないFRセダンとしての本質を追求したクルマとして、いまも人気があるモデルです。

 最終モデルは2代目にあたり、重量配分をフロント54:リア46の理想的なバランスにすることで、FR特有の俊敏なハンドリングや卓越したコーナリング性能をさらにレベルアップさせています。

 エンジンは、203馬力を発揮する2.5リッターと318馬力を発揮する3.5リッターの2種類のV型6気筒自然吸気を搭載し、全グレードとも6速ATが組み合わされます。

 シャシには高接合剛性ボディを採用し、ショックアブソーバーやブッシュ特性のチューニングが施された結果、クルマとの一体感を存分に感じられるドライブフィールを実現。

 また、2019年3月11日に限定350台が発売された「マークX GRMN」では、エンジンはスタンダードな3.5リッターですが、6速MTを搭載し、サスペンションのチューニングと専用の外装パーツが装着されるなど、特別な一台に仕立てられており、現在、中古車はプレミア価格で販売されています。

※ ※ ※

 ターボエンジンによる弾けるような加速力は魅力的ですが、大排気量自然吸気エンジンならではの低速域から始まる豪快な加速も、大いに魅力があります。

 また、のんびりと走っていても楽しめる「乗り味」も特徴のひとつです。

 日本では自動車税の関係で、古い大排気量車に乗るのは躊躇してしまいがちですが、一度体験すると病みつきになるでしょう。

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