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VW新型「ゴルフ」はいつ日本上陸? 現行型からどう進化したのか

くるまのニュース / 2020年12月5日 17時10分

8世代目となるフォルクスワーゲン(VW)新型「ゴルフ」が欧州で発表されたのは2019年10月。すでに1年が経過しているのにもかかわらず、日本ではまだ発表されていない。ではいつ新型ゴルフは日本に上陸するのか。そして新型ゴルフは現行型に比べてどう進化したのだろうか。

■48Vマイルドハイブリッド「eTSI」を用意する

 フォルクスワーゲンの基幹モデルとなる「ゴルフ」。その最新モデルとなるのが「ゴルフVIII(8)」だ。

 欧州においては、2019年10月に発表され、発売からもう1年が過ぎようとしている。この最新モデルは、どんなものなのか。そして、日本にはいつ入ってくるのかを紹介しよう。

 まず、新型ゴルフ8とは、どのようなクルマなのだろうか。

 欧州で販売されているゴルフ8のスペックは、全長4284mm×全幅1789mm×全高1491mm、ホイールベースは2619mm。日本では現行モデルであるゴルフVII(7)と、ほとんど変わっていない。では、どんな特徴があるのだろうか。

「まず第一にいえるのは、ハイブリッドが用意されていることです」と、フォルクスワーゲングループジャパンの製品広報担当者は説明する。

 その言葉どおり、ゴルフ8には、通称「48V」と呼ばれるハイブリッドシステムが採用されているのだ。

 これは、48Vのリチウムイオン電池とベルト駆動式スターター・ジェネレーターからなるシステムで、減速エネルギーの回収やモーターでのアシストをおこなう。この48Vシステムを採用するハイブリッドは「eTSI」と呼ばれ、1リッターと1.5リッターという2種のガソリンエンジンと組み合わされる。

 1リッターのeTSIは81kW(110馬力)、1.5リッターのeTSIは、96kW(130馬力)と110kW(150馬力)バージョンが存在する。また、「eハイブリッド」「GTE」と呼ぶプラグインハイブリッドもあり、eハイブリッドは150kW(204馬力)、GTEは180kW(245馬力)が用意される。

 つまり、ハイブリッドだけで5つのバージョンが存在しているのだ。48Vは、日本でいうところのマイルドハイブリッドに該当するが、コースティング機能も備わっており、燃費性能は相当に高まっているという。

VW新型「ゴルフ eハイブリッド」はプラグインハイブリッドとなるVW新型「ゴルフ eハイブリッド」はプラグインハイブリッドとなる

 ちなみに、2リッターのディーゼル・エンジンも用意されており、「ツインドージング」と呼ぶふたつのSCR触媒コンバータを使用して排気ガス浄化能力が高められているのも特徴となる。NOx排出量は最大80%削減されるという。ディーゼルゲート事件の汚名返上への配慮ということだろう。ディーゼル・エンジンの名称は「TDI」。85kW(115馬力)、110kW(150馬力)というふたつのバージョンが用意されている。

■2021年の上半期には日本上陸の予定

「もうひとつのポイントは、デジタル化です」と話すのは、再びフォルクスワーゲングループジャパンの広報氏だ。

VW新型「ゴルフ 1.5 eTSI」のインパネVW新型「ゴルフ 1.5 eTSI」のインパネ

 ディスプレイと操作系のデジタル化はさらに進んでおり、コネクテッド機能も進化している。ドライバーの前のメーターがデジタル表示になっているだけでなく、そのすぐ隣にも大きなディスプレイが鎮座する。

 さらに搭載された通信機器を使って、他車やインフラと情報をやりとりするCar2X機能が与えられているのも特徴だ。

 欧州では、ガソリンエンジンの「TSI」、マイルドハイブリッドの「eTSI」、ディーゼルエンジンの「TDI」、プラグインハイブリッドの「GTE」、245馬力を誇るスポーツモデルの「GTI」がすでに販売されている。

 またボディラインナップとしてはステーションワゴンの「ゴルフヴァリアント」、クロスオーバーの「ゴルフ オールトラック」も発売が始まっているのだ。

※ ※ ※

 そんなゴルフ8だが、いつ日本にやってくるのか。また、どのモデルが来るのであろうか。

 そんな疑問を、前出の広報氏にぶつけてみた。

「新型ゴルフは、2021年の上半期くらいには日本で発売します。日本導入が遅れた理由ですか? いや、じつはそれほど遅れたとは考えていません。だいたい、欧州で発売されて1年くらい後に日本導入されることが多いのです。たしかにコロナ禍で工場が止まりましたので、若干は遅くなっていますが、影響はそれほど大きくありません。導入当初にどんなラインナップになるのかは、まだコメントできません」とのことだ。

 2021年上半期までの導入となれば、欧州に遅れること1年半といったところ。確かに過去のフォルクスワーゲンのスケジュールを鑑みれば、それほど遅いわけではない。先行する報道で「2020年内」という文言を見慣れ過ぎたかもしれない。

 また、導入ラインナップは、1.5リッターのeTSIと2リッターのTDIが中心になると、2019年の暮れに開催された国際試乗会でアナウンスされている。まずは、ガソリンとディーゼルのそれぞれひとつずつからの導入になるのではないだろうか。

 ステーションワゴンのゴルフヴァリアントや、プラグインハイブリッドのGTE、そしてハイパフォーマンスのGTIといったモデルたちの導入は、ハッチバックと同時になるのか、それとも遅れるのか。

VW新型「ゴルフ ヴァリアント」VW新型「ゴルフ ヴァリアント」

 参考までに現行のゴルフ7の導入例を挙げれば、先にハッチバックを導入し、数か月後にGTIを投入。ステーションワゴンは約半年後に発売となっている。

 2021年の春ごろになれば、その詳細も発表されるはず。それまで、あと、ほんの数か月だ。指折り数えて待つとしよう。

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