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見えないリアドアハンドルがオシャレ! 3ドアっぽく見える車5選

くるまのニュース / 2021年4月4日 6時10分

かつてはコンパクトカーの代名詞ともいえた3ドアハッチバックですが、今では激減してしまいました。そこで、スタイリッシュで実用性も高い、3ドアっぽく見えるデザインを採用した5ドアモデルを紹介します。

■「ヒドゥンタイプ」のドアノブでスタイリッシュに魅せる

 少し前まで、コンパクトカーといえば3ドアハッチバックが主流でしたが、現在ではトヨタ「GRヤリス」といった特殊なモデルを除き、ラインナップを減らしています。

 これまでは3ドアモデルがデビューしたあとに5ドアが追加されことが多かったのですが、最近では最初から5ドアのみの車種がほとんどです。

 しかしコンパクトカーという限られたサイズでは、3ドアのほうがスタイリッシュに見えるのも事実。

 そこで誕生したのが、ドアノブをCピラーの一部に組み込んで、隠れているように見える「ヒドゥンタイプ」のドアノブを採用し、3ドアのように見せるデザイン手法です。

 これにより、5ドアの実用性を確保しつつ、3ドアのスタイリッシュさも手に入れることに成功しました。

 今回は、パッと見たときは3ドアっぽく見えるデザインを採用したモデルを5台ピックアップして紹介します。

●トヨタ「C-HR」

 トヨタが掲げる次世代のクルマづくりの基礎となる「TNGA」第2弾として、2016年12月にデビューしたコンパクトSUVが「C-HR」です。

 スポーティさと環境性能を併せ持つクロスオーバーSUVとして、デビュー当時はSUV人気ナンバー1になったほどのヒットモデルになりました。

 全長4360mm×全幅1795mm×全高1550mm(2WD)というサイズながら、エアロパーツをまとったクーペのような攻めたデザインで、都市型SUVとしてスタイリッシュなスタイルを実現しています。

 パワートレインは、1.8リッターハイブリッドと1.2リッターターボをラインナップ。トランスミッションはCVTですが、ターボモデルには6速MTも選択することができます。

 また、ハイブリッドモデルは2WDのみですが、ターボモデルは2WDと4WDが設定されました。

 よりスポーティな「GRスポーツ」グレードもラインナップし、幅広い層に応えるグレード体系となっています。

 C-HRは、後方に向かって絞り込まれる造形とCピラーに配置されたヒドゥンタイプのドアノブを採用し、3ドアっぽく見せスポーティさを強調しているのもポイントです。

 そのため、リアシートの頭上は狭くなってしまいますが、5ドアとすることで実用性も備えました。

 また、カッコよさだけでなく、「トヨタセーフティセンス」など充実した安全装備を搭載しているのもC-HRの魅力だといえます。

●ホンダ「ヴェゼル」(初代)

 ホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」は、SUVの力強さとクーペの持つ艶やかさを併せ持つクロスオーバーとして2013年に登場しました。

 初代モデルのボディサイズは全長4330mm×全幅1770mm×全高1605mm(2WD)で、コンパクトながら塊感のあるボディデザインで、アウトドアより都会のイメージにマッチするスタイルとなっています。

 パワートレインは、1.5リッターガソリン、1.5リッターハイブリッドに加え、1.5リッターターボを用意。ターボモデルは2WDのみですが、ガソリンモデルとハイブリッドモデルは2WDと4WDが設定されました。

 デビューから8年が経過したヴェゼルですが、2021年4月には2代目モデルの登場がアナウンスされています。

 初代も新型もリアドアはヒドゥンタイプを採用しますが、サイドのキャラクターラインは水平基調で5ドアっぽいデザインです。しかし、3ドアのように見えるクーペスタイルを強調しているのは、リアが絞り込まれた初代のほうでしょう。

 ちなみに、2代目となる新型モデルは、最新トレンドのシャープなのヘッドライトやボディ同色グリル採用するなど高級感がアップしています。

●日産「ジューク」

 現在の最新トレンドであるコンパクトSUVというジャンルは昔から存在しましたが、普及に貢献したのは2010年に登場した日産初代「ジューク」です。

 コンパクトカーの利点である俊敏さとSUVの力強さを組み合わせ、さらに盛り上がった前後フェンダーを持つ独創的なスタイリングは、ジュークの個性を強調しています。

 ボディサイズは全長4135mm×全幅1765mm×全高1565mm(15RX・2WD)と全幅以外はコンパクト。ただし、大きめのタイヤ&ホイール(205/60R16)の採用や4WDモデルもラインナップしていたこともあり、最小回転半径は5.3mとそれほど小回りが効くタイプではありません。

 搭載されるパワートレインは、1.5リッターガソリンと1.6リッターターボエンジン。デビュー当時はまだハイブリッドをSUVに搭載することはありませんでしたが、それ以外は現在のコンパクトSUVと遜色ない装備になっています。

 ジューク最大の特徴は、やはり独創的でグラマラスなスタイリングでしょう。大きく張り出した前後フェンダーと上部に向かって絞り込まれるキャビンで、いち早くヒドゥンタイプのドアノブをCピラーに配置することでクーペ感を演出しました。

 ちなみに2019年には2代目へとフルモデルチェンジしましたが、日本には導入されず、欧州などで販売。

 日本では終売となり、シリーズハイブリッドの「e-POWER」を搭載した「キックス」が、ジュークの実質的な後継モデルとなっています。

■ハッチバックやスポーツカーも3ドア風スタイルを採用

●スズキ「スイフト」

 軽自動車をはじめとしてコンパクトカーを長年作り続けているスズキですが、これまでの経験とノウハウを注ぎ込んだスポーティなコンパクトカーが「スイフト」です。2017年から販売が開始されている現行型は4代目に当たります。

スズキ「スイフト」スズキ「スイフト」

 全長3845mm×全幅1695mm×全高1500mmのボディに組み合わせられるパワートレインは、燃費性能と力強い走りを実現する1.2リッターガソリンと1.2リッターハイブリッド、さらにモーターがエンジンをサポートする1.2リッターマイルドハイブリッドという3種類をラインナップ。FFベースですが4WDもあります。

 スイフト最大の魅力、それは全モデルが車重1000kg以下という軽量さです。エンジンのパワー数値以上にキビキビした走りが可能で、とくに街乗りはスイスイ走ります。

 それでいて狭い道や駐車場などでも取り回しが楽で、運転に自信がない人はもちろん、ベテランドライバーもニヤリとするような軽快な走りが味わえます。

 3ドアに見える5ドアのなかで、もっとも標準的な3ドアハッチバックのようなスタイルは、初心者だけでなく、かつて3ドアハッチバックに乗っていた熟年ドライバーまで、幅広い層に支持されるモデルだといえます。

 また、このスイフトをベースに、1.4リッターターボを搭載したスポーツモデルの「スイフトスポーツ」も3ドアのように見える5ドアハッチバックスタイルを採用しており、パフォーマンスと実用性を兼ね備えたモデルとして人気を博しています。

●マツダ「RX-8」

 3ドアに見える5ドアの手法は意外に古く、1989年に発売された日産初代「テラノ」の5ドアモデルがすでに採用しています。それが最近のヒドゥンタイプのドアノブによって、現代によみがえったといえます。

 3ドアに見える5ドアを採用したモデルとして忘れてはならないのがマツダ「RX-8」です。2003年にロータリースポーツの雄「RX-7」の後継車として誕生。現時点ではロータリーエンジンを搭載した最後の市販モデルで、2012年まで生産されました。

 もともと次期RX-7の開発を進めていたマツダに対し、当時資本関係にあったフォードから「北米で売るために実用的な4シーターを」という依頼があり、そのリクエストに応えるかたちでRX-8が誕生したといわれています。

 実用性を求めた4シーターとはいえ、しかしスポーツカーである以上、単純なドアではスポーティさを失ってしまいます。そこで生み出されたのが、観音開きドアの「フリースタイルドア」です。

 フロントドアを開けてからでないと開けない仕組みを採用することで、リアのドアノブを見せることなく、クーペっぽいスタイリッシュさを実現。RX-8の特徴のひとつとなっています。

 全長4435mm×全幅1770mm×全高1340mm(2003年式)というボディに、654cc×2ローターのロータリーエンジンをフロントミッドシップに搭載。FRとすることで操る楽しさが重要なスポーツカーらしいレイアウトになっています。

 ちなみにこのフリースタイルドアは、2020年に登場したコンパクトSUV「MX-30」で復活しました。

※ ※ ※

 ほかにもアルファロメオ「ジュリエッタ」などにも、3ドアに見せる手法が取られているなど、ヒドゥンタイプのドアノブはスタイリッシュで軽快なモデルでの採用例が多いようです。

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