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マツダ「CX-8」の強力なライバル! 3列7人乗りSUV プジョー「5008」はどんなクルマ?

くるまのニュース / 2021年5月4日 18時30分

全長4640mmとミドルサイズのSUVながら3列7人乗りを実現しているのがプジョー「5008」だ。現行は2代目、2017年に日本に上陸したモデルだが、いま人気が急上昇しているという。5008とはどんなクルマなのか、そしてその走りはどうなのか。オンロードだけでなくオフロードも走ることができる機会があった。

■絶好調のプジョーを支える7シーターSUV

 新型コロナ禍により、2020年度(2020年4月から2021年3月)の日本の輸入車市場は、前年比で13%ほどマイナスとなったが、プジョーはそんな状況下においても116.2%の1万2010台と前年を上回り、2021年1月から3月の3か月では前年比147.3%と大幅な向上をはたしている。

 なかでもプジョーのラインナップでは高価な部類に入る3列シートSUVの「5008」が、CセグメントSUV「3008」に迫るほどの売れ行きを見せていると聞いて驚いた。

 5008は現行で2代目となり、2017年に3008と同時に日本に上陸した。

 少々影の薄かったミニバンっぽい初代がどんな姿だったか思い出せない人も大勢いるのではないかと思うところだが、2代目は3008のストレッチ版にガラリと生まれ変わった。そして、このほどマイナーチェンジでフェイスリフトや各種装備の充実が図られた。

 ADAS(先進運転支援システム)は最新世代に進化し、独自のi-Cockpit(i-コックピット)には、よりハイコントラストな表示となり品質を高めたブラックノーマルのディスプレイヘッドセットと8インチの高精細タッチスクリーンが搭載された。
 
 加えてインテリアではシートのカラーとデザインがリフレッシュされたのも新しい。

 ところで、このクラスは2列シート車と共通の車体に3列シートを収めたタイプと、5008のようにベース車を延長して3列シート化したタイプがある。価格帯が近くディーゼルの設定もありなにかと比較されることの多いマツダの「CX-8」と「CX-5」との関係に近い。

 3008のデザインを受け継ぎながら、全長を190mm、ホイールベースを165mm拡大して実現した室内空間には、全席独立型の7人分のシートが配されている。

 ただし横幅はそれなりでも、全長は4640mmとミドルサイズSUVのなかでもそれほど大きくないサイズで、そのうえで大きな不満もなく使える3列シートを実現している点が特筆できる。

プジョー「5008」のサードシートプジョー「5008」のサードシート

 3列目シートの寸法やクッションの厚みはそれなりに制約を受けたことを感じるものの、限られたサイズの中で工夫することで、あらゆるものの帳尻を上手く合わせているところに感心する。

■3列7人乗りSUVの人気モデル マツダ「CX−8」との違いとは

 マツダCX-8は全長が4900mmあり、さすがに3列目の居住空間は圧倒的に上回るが、ルーフエンドの形状やリアウインドウの角度を立たせたことで、頭頂部から後頭部にかけての余裕は5008が上回るほどだ。

プジョー「5008」のi-コックピットプジョー「5008」のi-コックピット

 3列目シートは、折り畳んで床面に潜り込ませるように収納することができる。荷室側から見ると下にシートがあるとは思えないほどスッキリと収まるので、702リットルの大容量のトランクを持つ5名乗りSUVとしてのニーズにも応える。さらに2列目も倒すと最大で約1862リットルものスペースが出現する。

 後席へのアクセス性も良好で、リアドアが大きくて乗り降りしやすい。最大7人の乗員が平等に移動を楽しめるようにとのことから、2列目も欧州製MPVでは一般的な3分割タイプとなっている点もCX-8との大きな違い。4WDの設定がない割り切りにより、センタートンネルの膨らみがなく、後席のフロアがフラットになっているのも重宝する。

 ガソリン1.6リッター直列4気筒ターボも選べるが、多人数を乗せて遠出する機会の多いであろう5008の本命は、やはり「BlueHDi」と呼ぶ2リッターディーゼルだろう。

 低圧縮を誇るマツダのスカイアクティブに比べると音や振動はそれなりに感じるものの、最新の8速ATによるスムーズな走りも手伝って、ディーゼルらしいリニアで力強い加速を味わうことができるのがうれしい。Sportモードを選ぶと、よりアクセルレスポンスが向上するとともにサウンドによる演出も楽しめる。

 適度に引き締まっていながらも、路面にしなやかに追従する足まわりも最新のプジョー車らしい。長めのホイールベースによりスタビリティが高い中でも、ハンドリングが予想以上にクイックに味付けされているのも印象的だ。

 3008GT ハイブリッド4のようなプラグインハイブリッドや4WDは、3列シートとの両立が難しいため5008に設定される予定はないようで、2WDのみの設定である点はCX-8との大きな違いだ。

 どうしても4WDを求めるならば、5008はショッピングリストからは落とさざるをえないが、悪路走破性を高める独自の電制デバイス「アドバンスドクリップコントロール」を搭載しており、会場に特設されたオフロードコースでもけっこうな走りっぷりを披露したことを、念のためお伝えしておきたい。

 また、じつは価格もCX-8とそれほどかけ離れておらず、上級グレードであれば40万円程度の差にすぎないこともあらためて認識した次第である。

 独特の世界観と優れた利便性を兼ね備えた5008は、3列シート車を求めるクルマ選びにこだわる層にとって、なかなか高い訴求力を持っているといえそうだ。

プジョー「5008」プジョー「5008」

Peugeot 5008 GT BlueHDi
プジョー5008GT ブルーHDi

・車両価格(消費税込):501万6000円
・全長:4640mm
・全幅:1840mm
・全高:1650mm
・ホイールベース:2840mm
・車両重量:1690kg
・エンジン形式:直列4気筒DOHCディーゼルターボ
・排気量:1997cc
・駆動方式:FF
・変速機:8速AT
・最高出力:177ps/3750rpm
・最大トルク:400Nm/2000rpm
・WLTCモード燃費:16.6km/L

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