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ホンダ新型「ヴェゼル」はHVが最強!? 初の機能も満載! ライバルにはない強みとは

くるまのニュース / 2021年5月26日 10時10分

2021年4月23日にフルモデルチェンジして発売されたホンダ新型「ヴェゼル」ですが、販売の9割がハイブリッドモデルだといいます。新型ヴェゼルのハイブリッドモデルが人気を得たのには、どのような理由があるのでしょうか。

■ホンダの電動化を促進する新型「ヴェゼル」

 SUVがブームの昨今において、とくに人気を集めているのが「コンパクトSUV」というジャンルです。

 トヨタ「ライズ」「ヤリスクロス」「C-HR」、日産「キックス」といったコンパクトSUVが好調な販売を見せるなか、ホンダは2021年4月23日に「ヴェゼル」をフルモデルチェンジして発売しました。

 新型ヴェゼルは3月11日から開始した事前受注を含め、発売から約1か月で3万2000台(2021年5月24日現在)を受注するなど、順調な立ち上がりとなっています。

 そのなかでも全体の9割が2モーターハイブリッドシステム搭載の「e:HEV」を選択。日常シーンのほとんどをモーターで走行し、低燃費で滑らかな走りを実現する2モーターハイブリッドシステムに加え、存在感のあるフロントマスクとゆとりの室内空間、先代モデルからさらに進化した最新の安全運転支援システム 「ホンダ センシング」が評価を得ているようです。

 もっとも売れているのは中間グレードの「e:HEV Z」で、76%の人に選ばれています。

 初代ヴェゼルでも「Z」グレードの人気が高かったといいますが、新型ヴェゼルのe:HEV Zは、シーケンシャルターンシグナルランプや18インチホイール、ハンズフリーアクセスパワーテールゲートといった装備に加え、安全面ではブラインドスポットインフォメーションなどを装備。

 充実した装備を備えながら289万8500円からと300万円を切る価格設定となり、装備と価格のバランスが優れているのがe:HEV Zが売れている理由だと、ホンダ広報部は説明しています。

 初代モデルから乗り換えするユーザーも多く、SUVユーザーを中心に、ミニバン、ハッチバック、セダンからの乗り換えなど、幅広い層から支持を受け、納車に1年ほどかかるグレードもあるようです。

 好調な新型ヴェゼルですが、初代モデルは2013年に登場。クーペのようなスタイルの都会派コンパクトSUVとしてヒット作となり、SUVカテゴリの年間販売ナンバー1を過去に4度も獲得しています。

 しかし、初代ヴェゼルの登場以降、都会派でクーペスタイルを取り入れたコンパクトSUVのライバル車が相次いでデビュー。SUVナンバー1の座はライバルに譲ることになったのです。

 そんななか、8年ぶりの全面刷新となった新型ヴェゼルですが、ライバル勢に対してどんな強みがあるのでしょうか。

 新型ヴェゼルは、SUV市場でのプレゼンスをさらに拡大するとともに、ホンダとして掲げる2030年に四輪車販売の3分の2を電動化するという目標に向けても大きく貢献するモデルと位置付けられています。

 電動化に力を入れるという使命を受けた新型ヴェゼルは、今回新たに2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を主軸としたグレード展開がおこなわれました。

 ホンダのe:HEVは、一般的なハイブリッドシステムである「シリーズパラレル方式」や「シリーズ方式」の良いところを兼ね備えています。

 EVモード/ハイブリッドモード/エンジンモードのみっつのモードを搭載し、もっとも効率がよくなるように使い分けて走行。

 日常のほとんどの走行シーンをシームレスな駆動用モーターだけで走行し、高速走行ではエンジンとクラッチを直結し、エンジンのもっとも効率の良い領域を静かに低燃費で走行することが可能です。

 新型ヴェゼルではとくに静粛性とモータードライブのシームレスな走りを併せ持つことで、「電動感」をさらに高めました。

 街乗り重視のSUVが増えていますが、新型ヴェゼルは四駆性能も進化。とくにe:HEVのAWDは、電動パワートレインによる高応答なモーターの駆動力と、リアルタイムAWDの組合せにより、常に四輪に最適な駆動力配分をおこない、高いコントロール性を実現しています。

 車体制御技術も協調させ、運動性能を飛躍的に向上し、滑りやすい路面での走破性の進化を図りました。

※ ※ ※

 新型ヴェゼルはハイブリッドのe:HEVがメイングレードとなりますが、エントリーグレードとしてガソリン車も用意しています。

 ガソリン車には静粛性に優れた新開発の1.5リッターポート噴射エンジンを搭載。走りの進化を感じられるよう、運転操作にクルマが遅れなく意のままに反応する気持ちよさを目指しました。

■ホンダ初の機能を多数搭載!

 内外装のデザインにおいても、新型ヴェゼル独自の考え方が反映されています。

 強面なフロントマスクを採用するクルマが多いなか、新型ヴェゼルは流麗さと上質感を高めたプレミアムな雰囲気に一新されました。

ホンダ新型「ヴェゼル e:HEV Z」ホンダ新型「ヴェゼル e:HEV Z」

 新型ヴェゼルは、立体的なボンネットやクリーンでスタイリッシュなデザインにより、初代よりも大きくなったように見えますが、実際のサイズは全長4330mm×全幅1790mm×全高1580-1590mm。全長と全幅は初代モデルと同等ですが、全高は15mm-25mm低く設定しています。

 また、ボディサイズは大きくなっていないにもかかわらず、後席はゆとりある広さを実現。成人男性が乗車しても窮屈に感じないほど、広々とした空間が広がります。

 インテリアは、全席で爽快な視界を提供するための「スリーク&ロングキャビン」を採用。HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)に基づき、メーターやオーディオパネル、スイッチ類を適切な位置に配置し、無駄がなく、すっきりとしたデザインへと一新されました。

 また、ホンダ初の装備として、最上級グレードの「e:HEV PLaY」に「パノラマルーフ」を設定し、前席・後席ともに開放感のある室内を実現しています。

 心地よい光を取り入れられるパノラマルーフは、ほとんどの紫外線・赤外線をカットし、熱も従来比で50%カットするホンダ初のLow-Eガラスルーフを採用しました。

 エアコンは、通常の吹き出す機能に加え、風が拡散して吹き出す「そよ風アウトレット」を設定しているのも新型ヴェゼルならではといえます。

 L字型のアウトレットから、風が前席の乗員の頬をなでるようにサイドウインドウに沿って後方に流れ、包み込むようなやわらかな風を作り出します。

 また、サイドウインドウに沿って風が流れることから、窓から伝わる暑さや寒さを軽減する効果もあるといいます。

 安全運転支援システム「ホンダセンシング」は全車標準装備とし、先代ヴェゼルから3つの機能を追加、5つの機能向上を図りました。

 衝突軽減ブレーキはシステムの検知対象を拡大。交差点での右折時の対向車や横断自転車、夜間の歩行者、バイクを検知するように向上。

 ACCには渋滞追従機能を追加し、割込みやレーンチェンジ車両を素早く検知して加減速するとともに、自車の車線変更時には車幅や周辺状況を検知しながら車線変更完了前からスムーズな加速をおこないます。

 さらに安心の機能として、マルチビューカメラやブラインドスポットインフォメーションなども設定して安全性を高めました。

 最先端の機能も新型ヴェゼルには数多く搭載されました。ホンダコネクトでは、スマホがカギの代わりとなる「デジタルキー」や車内Wi-Fi、高い音楽系や周辺検索アプリをディスプレイに設定できる「アプリセンター」を量産車初採用しています。

 さらに、自動地図サービスをホンダとして初めて導入。システムが自動的に通信して地図を更新するので、ディーラーに行って更新作業などをおこなう必要がありません。

 ユーティリティは、「CR-V」などに搭載されているハンズフリーアクセスパワーテールゲートに新たに予約クローズ機能を追加。予約クローズボタンを押してクルマから離れると、自動でテールゲートが閉まり、ロックもおこなう機能をホンダ初搭載しています。

※ ※ ※

 過去に4度のSUVナンバー1に輝いたヴェゼルですが、フルモデルチェンジしたことでさまざまな進化を遂げています。

 ライバルとは異なる魅力を身につけた新型ヴェゼルが人気モデルの仲間入りを果たし、SUV王者へと返り咲く日も近いのかもしれません。

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