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日本初! 高速の渋滞予測にAI活用! 5/5は東北道で45km? 2022年GWの混雑予報は?

くるまのニュース / 2022年4月29日 11時10分

2022年のゴールデンウイークは最大で10連休になり、多くの人が旅行や外出を予定しているようです。コロナ禍で迎える3度目のGWですが、高速道路の渋滞はどうなるのでしょうか。

■最大10連休でも2022年GWはETC休日割引適用ならず…

 コロナ禍で3度目となるゴールデンウイーク(GW)がいよいよ始まります。

 新型コロナウイルスは完全に沈静化したとは言い難いですが、行動制限がだいぶ緩和され、人出はコロナ禍前の水準に近いところまで戻ってきている印象です。

 そんななか、2022年のGWは最大で10連休になるケースもあり、旅行や行楽といった外出の計画を立てている人もいるでしょう。

 外部との接触を避けるために、クルマで移動する人が多くなることが予想されますが、そうなると気になるのが高速道路の渋滞です。

 今年のGWの高速道路の渋滞はどうなるのでしょうか。

 GWは、5月2日(月)と6日(金)の平日に有給などを活用すれば4月29日(金)から5月8日(日)まで最大10連休となります。

 しかし、高速道路を管理運営する東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路(NEXCO3社)と、本州四国連絡高速道路、宮城県道路公社では「2022年度のGWは休日割引を適用しない」と発表。

 これは、国土交通省からの依頼に基づき、いわゆる繁忙期の激しい渋滞の緩和や観光需要の平準化などにつなげる取り組みであり、再開したETCの休日割引の恩恵は残念ながら受けられないようです。

 では、2022年の交通量はコロナ禍以前(2019年)と比べ、どれくらい戻ってきているのでしょうか。

 国土交通省による調査「全国・主要都市圏における高速道路・主要国道の主な区間の交通量増減」では、2022年4月は、2019年度に記録された交通量の8、9割まで回復。その後も徐々に回復傾向にあるようです。

「まん延防止等重点措置」も解除されたことを考慮すると、2022年度のGWの交通量はコロナ禍以前とほぼ同じ交通量になると推測されています。

 ちなみに、2019年のGWの交通量は4万8600台/日。昨年2021年のGWは2万7300台と56%に留まっていました。

 また2019年のGW期間中は10km以上の渋滞が169回(そのうち30km以上の渋滞は25回)、2021年は51回(30km以上の渋滞は3回)を記録。3分の1以下にまで減少していました。

 2022年度をコロナ禍以前の水準の9割と想定すると、GW期間中に150回前後の10km以上の渋滞が発生しそうです。さらに感染予防の観点から家族単位でのクルマ使用が増えることを考慮すると、ほぼコロナ禍以前と同程度の交通量に戻ることが予想されます。

■連休初日には30km以上の渋滞発生も! EVは充電待ちも考慮すべし!

 コロナ禍以前の水準まで交通量が戻ると予測される2022年のGW。2022年の高速道路の渋滞はいつ、どこで渋滞が発生するのでしょうか。

 NEXCOでは日本初となるAI(人工知能)を活用した渋滞予測モデルも導入され、過去のデータなどを詳細に解析することで、かなり精度の高い渋滞予測が算出されるようになりました。

渋滞予測をチェックして旅のスケジュールを立てましょう渋滞予測をチェックして旅のスケジュールを立てましょう

 まず連休初日である4月29日は、関東圏では東北道の下り・久喜IC付近で約25km、関越道の下り・高坂SA付近は30km、東名の下り・大和トンネル付近で20km、関西圏では名神の上り・蝉丸トンネル付近で25kmの渋滞がそれぞれ予測されています。

 4月30日は、上り線が混雑するようです。関越道の上り・高坂SA付近で20km、中央道の上り・小仏トンネル付近で20km、東名の上り・綾瀬SIC付近で25kmといった長い渋滞も予測されています。

 GW終盤では、5月5日は、東北道の上り・上河内SA付近で45km、関越道の上り・高坂SA付近で40km、中央道の上り・土岐JCT付近で20km、東名の上り・綾瀬SIC付近で35kmもの激しい渋滞が予測されており、コロナ禍以前の数字とほぼ同レベルまで混雑しそうです。

 GW期間中は初日から下り路線で渋滞が発生しやすく、終盤は連休の残り2日程度に大渋滞が発生しそうです。2022年は5月8日までGWが続くため、数日前には都市部に多くの人が帰る予想となっています。

※ ※ ※

 いよいよ渋滞予測にもAIが導入されたことで、かなり精度の高い予測が出てくるようになりました。

 そんななか心配なことがひとつ。それはBEV(バッテリーEV)やプラグインハイブリッド車の充電です。

 近年増加傾向にあるBEVの充電スタンドは、多くのSA/PAに設置されているものの、1、2基というところがほとんど。

 そのため、先客がいる場合は最低でも30分から1時間は足止めされることになり、この充電待ちに高速道路の渋滞が加わると、目的地までかなりの時間がかかることもありそうです。

 PHEVはともかく、BEVオーナーはそういったことも考慮したスケジュールを立てる必要がありそうです。

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