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ブサカワ顔になった新型は見た目だけじゃなく乗っても独創的! 注目のシトロエン新型「C4」ってどんな車?

くるまのニュース / 2022年5月4日 20時10分

2022年1月7日に日本で発表されたシトロエン新型「C4」ですが、そのSUVチックな独特な外観とポップなインテリアで早くも人気となっているようです。ガソリン、ディーゼル、そしてシトロエン初のピュアEV(BEV)となる「E-C4」と、多彩なパワーレインで登場しましたが、今回そのディーゼルモデルに試乗しました。

■日本での人気が右肩上がりのシトロエン

 シトロエンの日本での販売が、このところ右肩上がりです。

 JAIA(日本自動車輸入組合)の発表による暦年の登録台数が、2015年が1979台、2016年は2009台だったところ、2017年に3152台、2018年に3564台、2019年に4115台と急激に増え、2020年には5031台とついに5000台を超え、2021年には5894台まで伸ばしました。

 しかも、2015年の途中からDSブランドが別カウントになっての話です。

 そして今年2022年は、もっとすごいことになるかもしれません。1月に新型「C4」が日本に導入されたからです。

 シトロエンにとってしばらく空白となっていた伝統のCセグメントハッチバックの復活となります。

 2019年に創業100周年を迎えたシトロエンの歴史は、どこよりも独創的であること、どこよりも快適であることを追求しつづけてきました。それを、「人々の移動の自由とその移動をより快適すること」という言葉で表現しています。

 新型C4はそんなシトロエンのDNAを受け継ぎつつ、全面的に新しい世代のデザインコードとパフォーマンスをまとって現れました。

 SUV的な力強さと個性を融合し、ボディを高く持ち上げたシルエットに、360度どこから見ても印象的な、他のどのクルマにも似ていない存在感のあるスタイルを見せています。

 同じくインテリアもユニークで、メーターまわりやインパネなどの奥行きが深くデザインされていることも印象的です。カラー液晶メーターは小ぶりで、むしろヘッドアップディスプレイのほうが目を引くほどに設定されているのも新感覚。さらに、10インチタッチスクリーンや、これまたユニークな助手席ダッシュボードのタブレットスタンドなど、新しいインフォテイメントが提供されています。

 前方の視界はおおむね良好ながら、こうしたスタイリングゆえ後方はやはり少し視認できる範囲に制約があり、途中にリアスポイラーが横一文字に入るのですが、これだけ見えれば問題ないでしょう。

 フットペダルのレイアウトも、往年のシトロエンの右ハンドル車に見受けられたようなおかしなことになっておらず、そのあたりも心配することはありません。やや高めのヒップポイントにより乗り降りしやすく、車体剛性を重視したことをうかがわせる高めのサイドシルをドアが覆うようにされているので、乗降時に衣服を汚さずにすむのも助かります。

 前席だけでなく後席も、クラス最大級のニースペースが確保されています。荷室も広く、ファミリーカーとしての使い勝手も上々です。先進運転支援装備についても、レーンポジショニングアシスト機能まで備えた最新のものが与えられています。

■独特の乗り心地は期待以上 ずっと座りたいシートにも感動

 シトロエンといえば、あの独特の乗り心地に期待せずにいられないところですが、それも予想を超える仕上がりです。

シトロエン新型「C4」のインパネシトロエン新型「C4」のインパネ

 伝説のハイドロニューマチックを現代的解釈となる「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)」によるやわらかな乗り心地は、まさしく路面をなめるかのよう。

 大きな入力があっても、たっぷりとストローク感のある足まわりにより、クルマ全体がしなやかにバウンシングして巧みにいなしてくれます。

 さらには、独自の構造のアドバンストコンフォートシートが、乗り心地のよさをいっそう際立たせています。ラウンジのソファのような肉厚のシートは、他にないほどふかふかとしていて快適な座り心地を提供してくれて、ずっと座っていたくなるほどです。

 それでいてコーナリングでのロールもほどよく抑えられています。内輪側がやや伸びながら、常に4輪がしなやかに路面を捉えている感覚があります。

 操縦感覚も独特で、終始リラックスして乗れる印象です。ステアリングをスパッと切っても、余分な挙動をクルマ側で吸収してくれる印象で、わざと乱れそうな操作を試しても粘り腰のグリップで破綻することはありません。下手な運転でも巧く丸めてくれるような感じです。

 ガソリンとディーゼルに加えて、日本向けのシトロエンとして初となるBEVの3つのパワートレインが選択できるのも新型C4の特徴です。今回ドライブしたディーゼルは、期待どおり力強く、このクラスでは望外の8速ATが組み合わされることも効いて、とても扱いやすいことも強みです。さらに、走りへの期待にも応えるべく、パドルシフトが付き、スポーツモードも設定されています。

 エンジン音もわずかに低い音が聞こえるぐらいで、ディーゼル特有の音や振動もよく抑えられていて車内にはあまり入ってこないように手当てされています。よくシトロエン車は風切り音やタイヤが発する音も含めて、走ると気にならなくなるといわれていますが、新型C4もまさにそれ。走り出して車速が高まっていくと、音についていなくなるあたり、なにか独自の秘策があるのでしょう。

 ユニークきわまるフレンチコンパクトのこの感じ、好きなにはたまらないことでしょう。いや、もともと好きな人だけでなく、これまでシトロエン車を知らない人でも、触れると欲しくなってしまう人が続出しそうな気のする、そんな新型C4でした。

シトロエン新型「C4」の走りシトロエン新型「C4」の走り

CITROEN C4 SHINE BlueHDi
シトロエンC4 シャイン ブルーHDi

・車両価格(消費税込):345万円
・試乗車オプション込価格(消費税込):353万2610円
・全長:4375mm
・全幅:1800mm
・全高:1530mm
・ホイールベース:2665mm
・エンジン形式:直列4気筒ディーゼルターボ
・排気量:1498cc
・駆動方式:FF
・変速機:8速AT
・エンジン最高出力:130ps/3750rpm
・エンジン最大トルク:300Nm/1750rpm
・車両重量:1380kg
・WLTCモード燃費:22.6km/L

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