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「ワイルド+エコ!?」スズキ新型SUVにも「ストロング化」の波! 低燃費HEV+電制4WD新採用の老舗四駆「エスクード」が最強だった

くるまのニュース / 2022年6月10日 16時10分

スズキは2021年に一時販売を中断していたコンパクトSUV「エスクード」を一部改良。初のストロングハイブリッドを搭載し、四輪駆動と組み合わせたニューモデルを2022年4月21日より発売しました。

■4WDでWLTCモード燃費「19.6km/L」の低燃費化を実現

 人気の「ジムニー」と並び、スズキの四輪駆動車の歴史をけん引してきたコンパクトSUV「エスクード」が一部改良を実施しました。
 
 初のストロングハイブリッドモデルとなり、環境性能と走破性を同時に手に入れたのです。

 スズキ エスクードは、初代が1988年に登場。まだ“コンパクトSUV”といった呼称自体が全く普及していない時代から脈々と続いてきた老舗ブランドです。

 2014年登場の現行型で4代目。ハンガリーのスズキ子会社、マジャールスズキ社で生産される輸入車モデルとなります。

 当初は1.6リッターガソリン車の設定でしたが、のちに1.4リッターガソリンターボ車に切り替わりました。

 そして今回の一部改良ではパワートレインを刷新。初のストロングハイブリッドシステムを搭載しました。

 最高出力105psの1.5リッター デュアルジェットエンジンと33.4ps駆動用モーターを、6速AGS(オートギアシフト)と組み合わせたスズキ独自のハイブリッドです。

 同様のシステムを積む「スイフト」は1.2リッターデュアルジェットエンジンとの組み合わせでしたが、排気量の拡大に加え、ハイブリッドシステムの電圧向上、リチウムイオンバッテリーの容量アップ、モーターの最大出力やトルクの変更により、EV走行が可能な時間や速度の範囲を拡大させています。

 さらにブレーキをかけた際に効率よくバッテリーが充電できる回生協調ブレーキや、後退時のEV走行モードをスズキ車で初採用したのもニュースです。

 カタログ燃費は19.6km/L(WLTCモード燃費)。

 従来型1.4ターボ(4WD・6速AT)のカタログ燃費が16.0km/L(WLTCモード燃費)でしたから、実燃費は大幅に向上しています。

 駆動方式は、4つの走行モードの切替機能を備え、電動パワーステアリングと4WD制御を協調制御させる「車両運動協調制御」と組み合わせた電子制御4WDシステム「ALLGRIP(オールグリップ)」のみの設定となります。

 走行モードは、2WDを基本にEV走行に対応し、タイヤのスリップに応じて4WDに切り替わる「AUTO(オート)」、モーターアシストと4WDで加速力や旋回力を高める「SPORT(スポーツ)」、雪道走行でのグリップ力を重視した「SNOW(スノー)」、ぬかるみなどでの緊急脱出を補助する「LOCK(ロック)」の4つです。

 このほか、デュアルセンサーブレーキサポートに代表される予防安全技術「スズキ セーフティサポート」をはじめ、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線逸脱抑制機能も搭載するなど、ロングドライブでの安心・安全機能も充実しています。

 トヨタ「ヤリスクロス」「カローラクロス」やホンダ「ヴェゼル」、日産「キックス」など、強力なコンパクトSUVのライバル車に隠れやや地味な存在のエスクードでしたが、燃費に優れるストロングハイブリッドという強力な武器を得て復活となるか、動向が注目されます。

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