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“軽”自動車に「軽油」を入れる…は絶対NG! 超危険な「油種取り違え」 うっかり入れ間違えたらどう対処すればいい!?

くるまのニュース / 2024年2月14日 14時10分

「軽自動車に軽油を入れてしまった」というように、誤ってガソリン車に軽油を入れてしまうトラブルは珍しく無いもの。このような油種間違いを起こした場合、一体どのように対処すれば良いのでしょうか。

■間違って「軽油」を入れてしまったら…

 電気自動車を除く、一般的なクルマに使用される燃料は「ハイオクガソリン」「レギュラーガソリン」そして「軽油(ディーゼル)」の3種類が存在してに分かれおり、このうちハイオクとレギュラーはガソリンエンジンを搭載したクルマ(ガソリン車)に使用し、軽油はディーゼルエンジンのクルマ(ディーゼル車)に用いられます。
 
 しかし、誤ってガソリン車に軽油を入れてしまったというトラブルは珍しくありません。
 
 では、ガソリン車に軽油を入れてしまった場合、一体どのように対処すれば良いのでしょうか。

 ガソリンも軽油も同じ大本は同じ「原油」を精製して作られるものですが、ガソリンは低い温度で燃焼しやすく、一方で軽油は高温で燃焼しやすいという特性の違いがあります。

 そのため、ガソリン車に燃えにくい軽油を入れると不完全燃焼を起こし、最悪の場合はエンジンが壊れてしまう可能性も。ガソリン車に軽油を入れてはいけないのは、こうした理由によるものです。

 しかし、現実問題として燃料の入れ間違いは多く発生しており、例えば「“軽”と付いた軽自動車だから軽油だと思った」とか「レギュラーより値段が安かったので軽油を入れた」などの事例が聞かれます。

 このような誤って軽油を入れてしまった際の正しい対処方法について、中古車ディーラーの整備スタッフに聞いたところ、以下のような回答がありました。

「まずはエンジンに影響が出ないよう、絶対にエンジンを始動させないようにしてください。そして間違って入れた軽油を抜き取ったうえ、タンク内部を洗浄し、フィルターも交換をする必要があります」

 もしも給油したガソリンスタンドでこのような対応ができない場合は、ロードサービスなどを利用してディーラーや自動車整備工場までクルマを運び、軽油の抜き取りや洗浄を行います。

 また、誤って軽油を入れたとしてもエンジンを始動させていないのであれば、燃料の入れ替え・洗浄で済む場合もあるとのこと。

 しかし、軽油を入れたまま走行してしまうを行ってしますと、エンジン内部にダメージが生じ、その後に大きな交換作業が必要になる可能性があるのです。

■入れ間違いはどう防ぐ?

 先述のように、ガソリンエンジン車に軽油を入れてしまうケースは決して珍しいものではなく、これを防ぐためには自分が乗っているクルマがレギュラーやハイオクを使用するガソリン車なのか、それとも軽油を使うディーゼルエンジン車なのかをしっかりと把握しておくことが重要です。

ハイオク車に「レギュラー」を入れるのも止めたほうが無難です(※画像はイメージ)ハイオク車に「レギュラー」を入れるのも止めたほうが無難です(※画像はイメージ)

 また、油種間違いを防ぐためには給油機の「ノズルの色」を確認することも大事なポイント。

 セルフスタンドの給油ノズルの色は、レギュラーガソリンは「赤色」、ハイオクガソリンは「黄色」、軽油は「緑色」に分けられていますので、これも覚えておくと安心でしょう。

 そのほかの事例としては、普段ディーゼル車に乗っている人が何かの事情でガソリンエンジン車に乗車した際、「いつもと同じ感覚で…」と、誤って軽油を入れてしまうケースもあるそうです。

 とくに疲れているときや急いでいるときは、こうしたヒューマンエラーが起きやすいため、普段から余裕のある運転を心掛けるようにしたいところです。

※ ※ ※

 このように、ガソリン車に軽油を入れてしまうと、“単なる燃料の入れ間違い”ではあるものの、燃料の抜き取りや洗浄など、そのリカバリーには大きな手間と時間、お金がかかってしまいます。

 ついうっかりが大事になってしまう危険なミスですので、記事で取り上げた点を意識し、燃料を入れ間違えないよう注意しましょう。

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