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「レギュラーガソリン車にハイオク」でパワーアップする噂は本当か!? 「軽に軽油」はダメ絶対 ならハイオクは…?

乗りものニュース / 2024年4月28日 9時42分

セルフのガソリンスタンドでは一般的に赤「レギュラー(ガソリン)」黄「ハイオク」緑「軽油(ディーゼル)」になっている(画像:写真AC)。

「軽自動車ならば軽油」と思って誤給油し、クルマが故障した事例はよく聞かれます。では、「レギュラーガソリン車にハイオク」ならどうでしょうか。

同じガソリンなので一応は大丈夫?

「軽自動車に軽油は入れてはいけない」これは日本自動車連盟(JAF)だけではなく、SNSなどで一般の人もよく注意喚起している話題です。

 軽油を使うディーゼルエンジンは、軽油と空気の混合気を圧縮時の加熱だけで「自然発火」させて燃焼させます。他方、レギュラーガソリンで動かすガソリンエンジンは燃焼の際に「スパークプラグ」から火種を出して発火させます。軽自動車はこの仕組みなので、軽油を入れるとスパークプラグが軽油にまみれていき、もう点火すらまともにできなくなって故障してしまうからです。

 では、ガソリンスタンドで設置されている給油ノズルでレギュラー、軽油と一緒に並んでいる「ハイオク」ならばどうなのでしょうか。

「ハイオク」は「ハイオクタンガソリン」の略称で、オクタン価という指標の値が高いことを示しています。添加剤を入れてオクタン価を上げると、エンジン内での自己着火しにくくなり、異常燃焼のひとつであるノッキング現象を起こしにくくなります。

 実はオクタン価が違うだけなので、レギュラーガソリン仕様のエンジンにハイオクを入れても、問題は起こりません。

 よく、ハイオクを入れるとパワーアップするという話を聞くことがあります。これはハイオクを主に使う車両がスポーツカーや高級外車であるため、そう思えるという理由もありますが、レギュラーガソリンを動力に使うエンジンはレギュラー仕様なので変わりはありません。ただ、ハイオクには洗浄剤が含まれていることから、燃焼室の洗浄効果や燃費向上効果が多少は期待できるという意見もあります。

 なお、ハイオクを使うクルマにレギュラーを給油した場合、走行は可能ですが、推奨されていません。ノッキングによる音や振動が起こった場合はエンジンの寿命を縮める可能性もあります。

 ちなみに、レギュラーであろうとハイオクであろうと、ディーゼルエンジンの車両にガソリンを入れた場合は、発火特性が違うため、噴射ノズルや燃料ポンプへダメージを与えかねません。排気ガスが白い煙になり、噴射ノズルや燃料ポンプの交換が必要になる場合があります。

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