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クルマの「フロアマット」めちゃ汚れてるのになぜ放置されがち? 正しいお手入れの仕方とは?

くるまのニュース / 2024年3月8日 17時40分

クルマのボディは汚れが目に付くことから、洗車の目安がわかります。いっぽうで、汚れているのにも関わらず見て見ぬふりをしているのが「フロアマット」です。どのように掃除すれば良いのでしょうか。

■じつは「フロアマット」はかなり汚れている!

 あまり気にすることがないクルマのパーツとして「フロアマット」があります。新車を購入するときに必ずと言っていいほどディーラーオプションで装着しますし、中古車でもフロアマットがないクルマはほとんど見かけないほど、あって当たり前の定番アイテムです。
 
 フロアマットは、春先に飛散する花粉や、靴や衣服に付着した汚れをキャッチして車内を快適に保ってくれているのですが、クルマのボディは念入りに洗車するのに、フロアマットは敷きっぱなしで、いままで全然洗ったことがないという人も多いのではないでしょうか。

 フロアマットは、ゴムやプラスチック製(シリコン製含む)のタイプと、ナイロンやポリピロピレンなどの化学繊維で作られた起毛タイプがあります。メーカーの純正フロアマットは起毛タイプが主流となっています。

 どちらが良いということではありませんが、ゴム製フロアマットは防水性、防汚性に優れており、雨の日や濡れ仕事などが多い商用に加え、アウトドアやウインタースポーツなどを趣味とする人に有効です。

 車体本体のフロアが濡れるのを防いでくれますし、汚れたら取り外して手軽に洗うことができるのが強みで、耐久性も高いとされています。

 一方で、起毛タイプは見た目の高級感だけでなく、花粉やホコリ、砂利など靴や衣服に付着した汚れを長い起毛でキャッチし、車内空間を清潔に保ってくれます。

 そして、見た目の高級感を演出するという効果もあるほか、フロアから聞こえてくるメカニカルノイズの軽減など防音効果も兼ね備えています。

 ただ、起毛によってホコリや花粉をキャッチし奥に溜め込む性質を持つため、表面に汚れが見えにくいのが長所でもあり短所でもあります。

 溜め込んだ花粉やホコリを知らず知らずのうちに足元で踏むたびに車内に舞い上がらせてしまうこともあると、コーティング専門店のスタッフ I氏はいいます。

「洗車で一番忘れがちなのがフロアマットです。あまり清掃されないままで放置されていることが多いですし、実はかなり汚れを溜め込んでいることも多いのです。

 また純正の起毛タイプは使い込むと一部がほつれてしまいことがあるのですが、そのまま使い続けている人もおり、ズレたり溜め込んだ汚れがほつれたところから車内に広がることもあります。

 特に花粉シーズンは窓を閉め切り、エアコンも内気循環にされている方も多いでしょうから、フロアマットに蓄積された花粉や汚れが車内に広がることも懸念されます。できるだけ、まめに清掃してください」

※ ※ ※

 フロアマットが汚れたまま放置されがちな要因のひとつに、昨今のセルフ式のガソリンスタンドが増えていることも考えられるといいます。

 フルサービス式のガソリンスタンドであれば、スタッフから洗車を勧められ、フロアマットも清掃してもらう機会もありましたが、スタッフと対面しないセルフ式ではそういった提案が受けられず、フロアマットも汚れたままで使い続ける人が増えているのだそうです。

■フロアマットの掃除の手順とは?

 それでは、フロアマットの清掃はどのようにすれば良いのでしょうか。

「定期的なお手入れとしては、掃除機で汚れを吸い取るので十分だと思います。

 ただ、掃除機だけでは取りきれない花粉やホコリ、起毛に染み込んでしまった汚れなどを落とすためにも、水や洗剤を使用した洗浄を2~3か月に1回すると良いでしょう」(コーティング専門店のスタッフ I氏)

 手順としては、フロアマットを取り外し、天日干しをします。この天日干しが意外と重要で、マット内部に潜むダニや細菌などを減らすことができるそうです。

ラバータイプのフロアマットラバータイプのフロアマット

 次に、大きな汚れを落とすためのたたき出しです。布団たたきなどを使って奥に入り込んだ汚れを浮かせ、そのあとで掃除機を使用すると、乾いた汚れはかなり排除できるといいます。

「掃除機をかけたあとに、今度は水洗いしてください。汚れがひどい場合は洗剤を使用して洗うのも良いと思います。

 洗車ブラシなどで汚れを掻き出すように洗えば、溜まった汚れをかなり取り除くことができるでしょう」(同)

 そのあとは、しっかり洗剤をすすぎ洗いして、水切り、乾燥させます。

「ここではしっかり乾燥させることが大切です。生乾きで車内に戻してしまうと、フロアが濡れてしまうだけでなく、生乾き臭が発生したりカビを発生させてしまうこともあります。

 しっかりと天日干しをして日差し(紫外線)を当てて殺菌しつつ、乾燥しきるまで干しておくようにしてください」(同)

 一般的な布と違ってフロアマットの化学繊維は比較的早く乾きます。それでも数時間は天日干しで乾燥させたいところです。

「乾燥後は車内に戻すわけですが、フロアマットのズレ防止のためにも、必ずロック機能を使いましょう。

 フロアマットのズレは見た目の悪さだけでなく、ペダル類に干渉すると運転にも障が出る危険性もあります。

 フロアマットがきれいになると、車内の空気もスッキリすると思います」(同)

※ ※ ※

 フロアマットはほかのパーツに比べて耐久性は高いほうですが、それでも日々の使用で劣化します。

 あまりにも汚れたり劣化しているのであれば、新しいマットに交換するのも良いかもしれません。

 明るい色のフロアマットに交換するだけで、インテリアの印象を変えることもできるので、試してみても良さそうです。

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