1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

「高速SA」に泊まれる!? 謎の「ハイウェイホテル」車中泊より快適ってホント? “どんな人”が利用しているのか

くるまのニュース / 2024年4月20日 20時10分

高速道路のエリア内に宿泊できる「ハイウェイホテル」と呼ばれる施設があります。一体どういったところなのでしょうか。

■高速道路を降りずに宿泊可能! 超便利な「ハイウェイホテル」とは

 GWなどの大型連休などの期間中は、家族や友達と高速道路を利用して出かけるという人も多いでしょう。

 実は高速道路にはエリア内で宿泊できる「ハイウェイホテル」と呼ばれる施設があります。ではどのような施設なのでしょうか。またどういった人が利用しているのでしょうか。

 ハイウェイホテルは、高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)に併設された簡易宿泊施設を指します。高速道路を降りることなく利用できるのが特徴です。

 全国さまざまな場所に存在しており、東北自動車道の「E-NEXCO LODGE佐野SA店」(栃木県佐野市)や「E-NEXCO LODGE長者原SA店」(宮城県大崎市)、東名高速道路の「ファーストラウンジ豊田上郷」(愛知県豊田市)、名神高速道路の「レストイン多賀」(滋賀県多賀町)などが挙げられます。

 では具体的にどういった特徴があるのでしょうか。今回は、栃木県の佐野SAにある「E-NEXCO LODGE」を例に見ていきます。

 E-NEXCO LODGE佐野SA店は、NEXCO東日本が展開する宿泊施設です。なお、経営運営は「ファミリーロッジ旅籠屋(はたごや)」を展開する旅籠屋が行っています。

 E-NEXCO LODGE佐野SA店は、ミント色の屋根が特徴的なクラシカルな2階建ての施設です。佐野SAの上り側敷地内に位置していますが、下り側にも隣接しているため、両方向から利用可能です。

 客室は、レギュラールームとなるツインルームが全14室。室内は幅1.5mのクイーンサイズのベッドが2台設置されており、家族4人から5人ほどの人数でも十分に泊まれる広さです。

 プランは素泊まりプランのみで、食事は隣接するSAのフードコートやレストランを利用する必要がありますが、ホテルのラウンジにコーヒーサーバーが設置されているほか、朝にはパンやジュースが無料で提供されています。

 室内には通常のホテル同様各部屋にバスとトイレ、テレビと小型冷蔵庫、ヘアドライヤーなどが完備。客室のテレビ脇にはLANケーブル用コンセントがあり、インターネット接続が可能です。なお、Wi-Fiでの接続もできます。

 料金は室料制を取っており、宿泊人数と5段階の宿泊シーズンに応じて価格設定が異なります。例えば家族4人で宿泊する場合、レギュラーシーズンであれば1万2100円、最も高い設定のピークシーズンであれば2万4200円です。なお、未就学児は無料です。

 簡易的ではあるものの、ビジネスホテルと同様に宿泊するのには十分な設備が整った宿泊施設といえます。ではどういった人が利用しているのでしょうか。 

 これについて、株式会社旅籠屋の担当者は以下のように話します。

「ビジネス出張や行楽地へ向かう中継地点としての利用が多いようです。

 例えば、『渋滞を避けて、ゆっくり寝て、早朝から目的地へ向かう』というような使われ方です。

 週末や大型連休などはピークとなりますが、どの季節の平日でも高い稼働になっています」

※ ※ ※

 前述にあるファミリーロッジのほか、施設によって備わる設備が異なり、例えば足柄SA上り線にある「レストイン時之栖」には、高濃度炭酸泉大浴場やサウナルーム、マッサージチェアなど、長距離運転の疲れを癒す施設が備わります。

 また豊田上郷SA下り線の「ファーストラウンジ上郷」には、カプセルホテルタイプの宿泊施設となっていて、1500冊以上のマンガが読み放題になっているといいます。

 このようにハイウェイホテルは高速道路を降りることなく宿泊できるほか、ETCを利用して高速料金を支払う場合は深夜割引が適用されるため、長距離移動にはコスパの良い宿泊方法といえます。

 高速道路で出かける道中にハイウェイホテルがある場合は、候補のひとつとして検討してみても良いかもしれません。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください